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旬のイチゴを使おう!ジャムを簡単に美味しく作る方法

台湾料理研究家
小河 知惠子

今の時期、イチゴ狩りなどに出かける方も多いのではないでしょうか。イチゴは春が旬なので、まさに美味しい時期です。でも、取りすぎて食べきれずに余らせてしまうことも。こういった果実を保存しておく方法のひとつに、ジャムがあります。これから春を迎え、旬を迎える果実はほかにもたくさんあるので、覚えておくと便利です。今回は、料理研究家の筆者がジャムを簡単に美味しく作る方法をご紹介します。

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■レモン汁と砂糖を用意

 

ジャム作りはとてもシンプル。材料は果実とレモン汁と砂糖だけ。砂糖の代わりにハチミツでも可能です。砂糖を多めに入れたほうが、長期保存が可能になりますが、健康の面を考えるのであれば砂糖を減らして早めに食べましょう。砂糖の量の基準は、果実の分量の半分程度になります。

 

■ペクチンの多いものを選ぶ

 

ジャム独特のとろみの正体は、果実に含まれているペクチンという物質です。ペクチンは食物繊維の一種。ペクチンにレモン汁の酸を加えることで、とろみに変化します。イチゴはそのペクチンを多く含んでいるので、ジャムにするのに適した果実。ほかにも柑橘類やりんごなどにも多く含まれています。

 

■果実を砂糖に漬けておく

 

容器に果実を入れ、砂糖をまぶしたら一晩おくようにしましょう。すると、浸透圧の関係で果実から水分が出てきます。ほかに水分を足さず、果実から出た水分で煮るのがポイントです。

 

■中火から強火で煮詰める

 

鍋に移し、レモン汁を入れ、中火から強火にかけて煮詰めていきます。アクが出てきたら取るようにしましょう。弱火であまり長時間加熱すると果実の風味が飛んでしまうので、なるべく短時間で仕上げるように。

 

■煮沸消毒したビンに詰めて保存

 

できあがったら、冷まさずになるべく熱いうちにビンに入れるようにしましょう。空気に触れる時間が長いと、それだけ酸化を早めてしまうからです。保存するビンはしっかり煮沸消毒してから使うようにしましょう。

 

いかがでしたか? 手作りのジャムは余計なものが入っていないので、砂糖の量さえ気を付ければとてもヘルシーです。果実によって、相応しい砂糖の量や煮詰める時間なども若干変わってくるので、いろいろ試してみてください。
(料理研究家/オガワ チエコ)

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