愛するパートナーの身体に密着するとき、一番はじめに絡みつくボディパーツは「腕」。タプタプした重みではなく、適度な柔らかみをおび、滑らかな肌触りの「腕」で絡みつかれたら。そんな腕をオトコは離しません。私の二の腕、振りそで状態になってるから、大丈夫。それは、勘違いというものです。単なるオンナを怠けた証拠、質の悪い脂肪の塊のタプタプした腕なのではないでしょうか。脂肪の量が多すぎて、支える筋肉や骨(上腕骨)が耐えられずに、肉が重力に負けてタプタプしているだけなのでは…。
このシリーズで何度も申し上げていますが、「脂肪ばかり」ではだめなのです。筋肉があり、そこに脂肪があることが大切なのです。脂肪は主役であり華なのです。しかしそれは、上質な脂肪のことを言います。脂肪しかない、ということはあり得ません! 筋肉と脂肪の適正な割合が「抱きしめたくなるボディ」には必要不可欠。二の腕に於いて、筋肉と脂肪の割合を損ねる習慣を下記にあげました。
■筋肉・脂肪バランスを崩す習慣
・引く動作をしない
・カバンを持った時、いつもカバンは前になる
・肩より上に手を上げる回数が一日5回以下
・肩こりがある
・姿勢が悪い
・肘をつく癖がある
上記はすべて好ましくない習慣です。エクササイズとともに改善すると、筋肉・脂肪バランスの良い腕になります。
二の腕の筋肉を養うエクササイズ~その1~
1.背筋を伸ばして座ります。
2.手のひらを上にして腕を伸ばしリズミカルにアップします。30回行います。
二の腕の肌肉を養うエクササイズ~その2~
1.背筋を伸ばして座ります。
2.背中側でペットボトルの上部を持ちます。この時、肩・肘・股関節が一直線になるように意識してください。
3.息を吸って吐きながらペットボトルをまっすぐ上に持ち上げます。肘を伸ばしきることがポイントです。
4.肘を曲げ元の位置に戻します。3と4を30回行います。
まずは、ご紹介したエクササイズで腕の土台となる筋肉を養います。エクササイズの後には、腕の老廃物を流し、「柔らかく心地良い肌触りの二の腕」の仕上げをしましょう!腕を心臓よりも上の位置で肘から脇へむかって20回さすります。老廃物を排出し、セルライをと作らせない大切な仕上げのケアです。女性が「キライ」と思っている「二の腕」も実は男性は「スキ」とこたえる人は多いのです。「柔らかく心地良い二の腕」を目指しましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂 靖子)
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