寒い時期は身体が縮こまり、猫背になりがち。そんな時期こそ、寒さでこわばった身体をゆるめ、呼吸を深めるストレッチを取り入れてみましょう。
身体を開けば血流がよくなり、全身の活性化に功を奏します。心を開けば他人との関係性もよくなり心が豊かになります。
今回は、YOGAエクササイズディレクターの筆者が、心身ともにデトックスして明日の活力を生み出す、ストレッチをご紹介します。
■下半身がスっと軽くなる!ゴロゴロストレッチ
このストレッチは、下半身の流れをよくする動作です。特に座り姿勢が長いと骨盤が鼠径部を押し、下半身の流れが悪くなります。その結果、「むくみ」「冷え」「腰痛」などが引き起こされてしまいます。身体が辛いと誰でもイライラしたり、眉間にシワが寄ってしまいがち。
このストレッチは、呼吸を深めることで副交感神経が優位になり、リラックス効果を高めます。さらに硬く凝っている坐骨まわり、太もも裏などをほぐせば、体も温まって寝付きもよくなり朝の目覚めが変わってきます。「疲れたな…」という時こそ積極的に実践してみて下さい。
期待出来る効果
・むくみ、冷え、便秘解消、軽い腰痛、ストレス軽減
実践回数&期間
毎晩3分を目安に実践してください。
「ゴロゴロストレッチ」のやり方
1.仰向けになり膝を立てます。ゆっくり腹式呼吸(吸う:お腹を膨らませる 吐く:お腹を腰に引き寄せる)を繰り返し、5カウントを目安に深い呼吸でお腹をマッサージしましょう。約1分を目安に目を閉じ、呼吸に耳を傾けましょう。
2.両膝を曲げ、両手は足の外側(足首、踵、足のヘリなど)をつかみ、ゆっくり膝を左右にゆすりながら膝を肩幅よりも大きく開きます。膝が90度曲がり、肩甲骨、頭が床につくのを目安に添える手の位置を確認して下さい。そのまま坐骨から太もも裏、腰などをほぐしましょう。約1分を目安にゴロゴロ気持ちよく動作してみて下さい。
3.さらに両足の裏を付け、両手は足首、つま先などを掴みます。一度吐く息で膝と踵が横一列に並ぶように膝を前に押し出し、鼠径部を開きます。頭、肩甲骨を床につけ、約1分を目安に背骨に呼吸を流すイメージで、体の裏側の疲れを流してみて下さい。
身体がじんわり温まってきたり、こわばりが取れてきたなと思ったら、そのまま眠りにつきましょう。動作中は常に深い呼吸のリズムを聞きながら、1日の疲れを吐き出してみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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