2017年04月03日
美脚効果も!春に◎な心も体も楽になるデトックスヨガポーズ
春先は何かと体調や精神的バイオリズムが乱れがちになります。イライラすることで身体に毒素が発生し体調不良がさらに加速! なんてことにならないように、オススメのヨガポーズにチャレンジしてみませんか?
■美脚だけじゃない!穏やかな心をつくるヨガポーズ
今回ご紹介するのは、「トリアンガ・ムカ・エーカパーダ・パスチモッターナーサナ」(片脚を折った前屈)です。
※トリアンガとは、3つの部分or3肢という意味。3つの部分とは、足、膝、お尻
※ムカとは、顔 エーカとは、1つ パーダとは、足=顔が足にふれる
※パスチモッターナーサナとは、全身の裏側を強く伸ばすこと
フィジカル的な効果を言えば、太ももや膝、スネ、足首など脚の前側の筋肉をストレッチし、冷えやムクミの解消、下半身の疲れを改善します。また、足首から足の甲も老廃物が溜まりやすい部位ですから、実践すれば美脚への近道になります。
また、内臓機能が高まるので栄養分を取り入れやすくなりつつ、老廃物は排出されるので肥満軽減に効果的です。さらに、メンタル的効果はストレス軽減や、軽度のうつの症状を和らげ、精神的安定をもたらしてくれるようです。
ヨガの教本によると、「このポーズは内臓の働きを整え、活発にする。我々は、付き合いや楽しみのために内臓に負担をかけがちであるが、臓器の状態は健康状態を左右している。昔の賢者たちは、健康な内臓は長生き、平静な生活に不可欠なものであると強調していた」とあります。昔から身体の毒素を排出することの大切さに気づいていたのには、少々驚きですよね。
・期待出来る効果
むくみ、冷え、便秘解消、軽い腰痛、脳を休める、ストレスや軽度のうつ症状を和らげる
・肝臓、腎臓、卵巣、子宮の働きを高める
・消化を高める
・更年期症状や生理中の不調を和らげる
・頭痛や不安の緩和、疲労軽減
・実践回数&期間
3週間間チャレンジ 週2回を目安にトライしてみて下さい。必ず心身ともに変化が現れます。
・注意点
膝や腰を痛めている人は無理のない範囲で動作してください。下痢の人は避けましょう。
■やり方
1.床に長座姿勢で座り、左膝を曲げ、つま先は後ろに向けます。この時、膝が痛い人はブランケットの上に座るなどして調整。数回呼吸を繰り返しながら、徐々に尾てい骨から首の後ろが伸びるイメージで背骨を伸ばします。
2.吐く息とともに上半身をゆっくりと前屈させます。そのまま数回呼吸を繰り返しながら、背中が丸くなっていないか、腰がうしろに引けていないか、確認しましょう。太もも裏や膝が痛ければこの位置でOK。そのままゆっくり深い呼吸を10呼吸繰り返したら、元の位置に戻り、反対側もトライ。
3.さらに、前屈を深め額とスネをつけて、ゆっくりと10呼吸。お腹と太ももの間にスペースがあれば、そのスペースを徐々に潰すイメージで、腰を前に押し出し、太もも裏、膝裏などを伸ばしましょう。反対側も同様に動作しましょう。
どこが伸びているのか? どこに痛みを感じるのか? 力がいつも入りすぎるのはなぜか? 内観しながら心の静寂を感じて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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【参考】
※B・K・S・アイアンガー「ハタヨガの真髄−600の写真による実技事典」(2011年)白揚社