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歓送迎会シーズンに!知っておくべき「お酌」のマナー

台湾料理研究家
小河 知惠子

春は出会いと別れの季節です。それに伴い、歓送迎会などが多く催されるシーズンでもあります。その際、いくら和やかなムードであったとしても、最低限のマナーは守らなければなりません。お酌も、ただ注げばいいというものではなく、相手を敬うような姿勢が大事。女性であれば、尚更そういった要素が求められます。今回は、料理研究家の筆者が「知っておくべきお酌のマナー」についてご紹介します。

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■ビンは右手で持って左手で支えて

お酌する際にビンやお銚子を持つとき、右手で持って左手で支えるのが基本。これが逆になると、「逆手注ぎ」といって無礼に捉えられてしまうことがあります。ですから、お酌する相手の正面に立てない場合は右側から注いだほうが、この姿勢を取りやすくなります。また、勝手に注ぐのではなく、声を掛けてからおこなうようにしましょう。

■ビールはラベルを上に向けて

相手のグラスにビールを注ぐ際は、ビンのラベルを上に向けておこなうのが理想です。そして、泡立ちを見ながらゆっくりと注いでいきましょう。その際に、ビンの口をグラスにそっと添えて、カチンと音が鳴らないようにするとスマートです。

■ワインは注ぎ口をキレイに

ワインもビールと同様に、ラベルを上にして注ぐようにします。海外では、ワインを注ぐのは男性の役割とされてますが、日本では上下関係などもあるので、臨機応変に対応しましょう。注ぎ終わったら口をひねるようにして液ダレを防ぎます。たれてしまうようなら、そっとナプキンなどで拭き取るといいですね。

■お銚子の注ぎ口を上にする場合も

お銚子はサイズが小さいので片手で持ってしまいがちですが、やはりお酌は両手でおこなってください。お猪口で受ける場合も同じです。お銚子の持ち方には諸説あり、注ぎ口を上にして、切れ込みのないほうから注ぐ場合もあるので、頭に入れておくといいですね。

いかがでしたか? ちょっとしたマナーで人間性をはかられてしまう場合もあります。女性は特に厳しい目で見られがちなので、最低限のマナーは順守すべき。あとは場の雰囲気などを見ながら対応していきましょう。

(料理研究家 オガワ チエコ)

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