公共トイレで和式が空いても避けることが多くなっていませんか? 服装が理由以外でも、なんとなく避けてしまうという方が増えています。
無意識に避けるのは、単に和式トイレが少ないからというだけでなく、足腰の衰えや、ふくらはぎや足首などが硬くなっているせいかもしれません。そこで今回は、膝や足腰の衰えに効くヨガポーズをご紹介します。
■スクワット姿勢ができない原因とデメリット
1.アキレス腱やふくらはぎ、太ももの筋肉の柔軟性が低下している。
2.腹筋、背筋、足腰の筋力が低下している。
3.股関節が硬い。
この上記3つが原因として考えられます。特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど大事な部位。下半身の血液を上半身に押し戻す役割をしています。衰えることによって血行が悪くなり、冷え性やこむら返りの原因にもなるので改善したいですね。
1分でも効く!ヨガポーズ「マラーサナ」
リビングでテレビを見ながらでも行える、スクワットポーズがおすすめです。股関節の柔軟性もアップし、骨盤底筋群や背中にも効きますよ。
1.足の裏を床にべったりとつけた状態で、両脚を肩幅よりも少し広めに、つま先は外側に向けて立つ。
2.ゆっくりとしゃがみこみます。お尻を床につけないようにしましょう。
3.両手を合掌し、肘で両膝を外側に押す。骨盤底筋群を引き締めるのもポイント。
このまま、深く呼吸しながらステイ。普段スクワット姿勢をとらない方には、たった1分でも充分に効果を感じられるはずです。
つらい方はこのポーズでOK
2の段階に戻って、ここで呼吸を繰り返しましょう。かかとが辛い方は、ブランケットや座布団をかかとの下に入れると◎
和式トイレに座れない子供が増えている?
欧米の方はこのポーズをとるのが難しいと言われています。近年日本でも、生活の欧米化により和式トイレを使うことが減っているせいか、このスクワット姿勢ができない子どもが増えているそうです。膝や足首が硬くなっていると怪我の原因にも。
「マラーサナ」は女性にとって強い味方。骨盤底筋群に効くこのポーズは、産前から産後、シニア世代の女性にとってとても強い味方。足腰の強さだけでなく、骨盤を整えて股関節を柔らかくし、便秘改善や美脚効果も期待できます。ヨガマットがなくても気軽にできるポーズなので、ぜひお試しくださいね。
(ヨガインストラクター/顔ヨガインストラクター 千葉 ゆか)
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