猛暑日が続いています。太陽が照りつけ、さらにアスファルトの照り返しも加わり暑い屋外。
一方、強い冷房がきいて羽織り物が必要なくらい寒い室内。外気温との差が5度以上になると、体温調節が難しく、自律神経のバランスが崩れて冷え性のように身体に不調をきたします。
そこで、今回は夏の冷え性を改善する方法をご紹介します。
■夏の冷え性の原因
夏はノースリーブ、スカート、サンダルなど薄着のファッションで、冷たいものを多く摂取するため、内臓から冷え、下腹部が冷たくなることも。
また、運動不足で血行が悪くなり、二の腕・肩周辺・つま先など末端が冷えてしまうなど、外気が暑すぎるために起こる冷え性もあります。
この不快な夏の冷え性を改善する対策法の自律神経を整える呼吸法と日常で筋力アップできるウォーキング法をご紹介します。
■自律神経を整える呼吸法
この呼吸法で自律神経を整えることができます。朝昼晩と一日3回行ってください。
やり方
おへその下(丹田)あたりに手を添えます。口をすぼめて息を吸い、口から息を吐きます。
呼吸の時に手が動くことを確認します。手が動くと、深い呼吸がされていることが分かります。息を吸うことよりも、「吐き切る」ことを意識すると自然と吸うことができます。
■筋力アップのウォーキングポイント
日常で行っている歩き方を意識して「筋力アップのウォーキング」に変えます。筋力がアップすると、血流量が増し、冷え改善に効果的です。
また、一定のリズムで歩くことにより、自律神経を整えることが可能です。
理想的な歩幅と通常の歩幅
歩幅の異なる二枚の写真を比べてみました。歩幅を広くした方が大きな筋肉が使われます。通常の歩幅よりも1.5倍程度の歩幅になるよう意識して歩いてください。
また、腕を90度にすることにより、上半身の筋肉も使われ、全身の筋力アップにつながります。筋力アップは冷え改善に効果的です。
ウォーキングポイント
1)背筋を伸ばして、かかとで着地。
2)やや大股で歩きます。
「夏の冷え性」は原因が複雑です。運動、呼吸法に加え、生活習慣や食生活にも気をつけましょう。
バスタイムを利用して湯船につかり、リラックスして自律神経のバランスを整えたり、身体を芯から温めましょう。忙しいからと言ってシャワーだけで済ますことは禁物! しっかり湯船につかりましょう。
また、冷たいものばかり食べるのもNG。内臓が冷えてしまいます。ショウガ、ネギなど身体を内臓から温める食材を摂取しましょう。夏の冷えは、放っておくと、身体に負担をかけ、思わぬ体調不良を招きますので、早めに対処しましょう。
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