食欲の秋の到来とともに、美味しい食べ物も豊富にお目見えしてきました。新米にサンマ、栗にさつまいもなどをたくさん食べていたら、あっという間にウエイト・オーバーしてしまいそうですね。
そんな今の季節にとりたいのが、旬の「きのこ」です。低カロリーで、栄養豊富な食材。10月15日は「きのこの日」でもあります! 手早く、美味しくいただけるおすすめレシピをご紹介しましょう。
■豊富な食物繊維で腸内環境改善
きのこの美容効果で特筆すべきは、豊富な食物繊維を含んでいることです。腸内の不要物がスムーズに排出されれば、腸内環境は改善されます。すると、肌のツヤや透明感もアップするうえ、余分な脂肪の吸収もブロックされます。
また、えのきにはストレスをやわらげる「GABA」と「パントテン酸」が含まれているので、ストレスを感じやすい現代人にはうれしいところです。
■「きのこファースト」で食べ過ぎ防止を
マリネ、スープなどで、きのこは作り置きにも向く食材。いつでも冷蔵庫に備えておいて、きのこから先に食べる習慣をつけると、食物繊維がお腹の中でふくらんで、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
■手早く作れて満足感のあるきのこレシピ3つ
きのこは満足感が得られやすく、調理も簡単な優秀食材。毎日食卓にのせたいレシピをどうぞ。
(1)いろいろきのことオリーブのマリネ
きのこは何を使っても結構です。数種類組み合わせると、いっそううま味がアップします。バケットやクラッカーにのせたり、グリーンサラダのトッピングにしても◎。
材料(4人分)
・しめじ 1パック
・えのきだけ 1株
・まいたけ 1パック
・しいたけ 1パック
・白ワイン 大さじ2
・塩 少々
・グリーンオリーブ(種無しのもの) 10個
・ドライパセリ 少々
マリネ液の材料
・酢 大さじ3
・オリーブオイル 大さじ2
・レモン汁 小さじ2
・塩 小さじ1/2
・ブラックペッパー 少々
作り方
(1)しめじ、えのきだけ、まいたけ、しいたけは石づきを切ります。しめじ、まいたけは小房に分け、えのきだけは5cm幅に、しいたけは半分に切っておきます。
(2)グリーンオリーブは輪切りにします。
(3)フライパンに(1)を入れ、白ワイン、ローリエ、塩を加えて火にかけ、煮立ったら蓋をして弱火にし、(1)がしんなりするまで蒸し煮にします。
(4)ボールに マリネ液の材料をすべて混ぜ合わせておき、そこへ(2)と(3)を加えてさらに混ぜます。30分ほどして味がなじんだら、ドライパセリを振って供します。
(2)甘辛味のレンジ当座煮
レンジでわずか3分でできる煮物。お弁当のおかずにも。
材料(2~3人分)
・しめじ 1パック
・エリンギ 50g
・しょうゆ 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・昆布茶 小さじ1/2
・ごま油 少々
作り方
(1)しめじは石づきを切って小房に分け、エリンギはひと口大に切っておきます。
(2)耐熱ボウルに(1)としょうゆ、みりん、昆布茶、ごま油を入れてよく混ぜ、電子レンジ(600W)で3分加熱すれば完成です。
※電子レンジの加熱時間はご家庭の機種に合わせて調整してください。
(3)きのこのデトックススープ
食物繊維豊富なごぼうを加えた、食べごたえあるスープ。デトックス効果も◎。
材料(2~3人分)
・しめじ 1パック
・しいたけ 1パック
・ごぼう 50g
・玉ねぎ 1/3
・しょうが ひとかけ
・酒 大さじ2
・水 4カップ
・鶏がらスープのもと 小さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・塩、こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1
作り方
(1)しめじとしいたけは石づきを切ります。しめじは小房に分け、しいたけは薄切りにします。
(2)玉ねぎは薄切りに、ごぼうはささがきにしておきます。
(3)しょうがはすりおろします。
(4)鍋にオリーブオイルを熱し、(1)と(2)と(3)を加えてしんなりするまで炒めて酒を振ります。
(5)(4)に水と鶏がらスープのもとを加えて煮ます。ひと煮立ちしたらしょうゆ、塩、こしょうを加えて味をととのえ、弱火で10分ほど煮れば完成です。
秋はダイエットに苦戦しがちな季節。ですが、きのこがあれば美味しくウエイトコントロールができます。秋の味覚を、安心して堪能してくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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