すがすがしい気持ちで迎えた新年。目標を掲げ、前向きな気持ちをキープしたいときにおすすめのエクササイズをご紹介します。
■姿勢と内面はリンクしている
嫌なことがあった時に、猫背でうつむいた姿勢になったり、逆に良いことがあると視線が上にがり、胸を張った姿勢になるなど、気持ちが姿勢にあらわれる経験をしたことはありませんか?
逆に、「姿勢が気持ちを作る」という面もあります。
例えば、プレゼンを前に緊張している時に背筋を伸ばし、胸を張って自信を持っているように見える姿勢をとることにより、内面から自信がわいてきて緊張がほぐれたりします。
姿勢を整えることは、内面に作用すると考えられます。
そこで、新年にあげた目標を実現する第一歩として、「外見(姿勢)を整える事」からスタートすることをご提案します! 姿勢と内面の相乗効果で、明るい気持ちで何事にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。
■良い姿勢のポイント(立ち姿と座り姿勢)
鏡などを使って、自分の姿勢を横からチェックしてみましょう。
立った時
耳・肩・指先・膝横・くるぶしまでが一直線になっています。
座った時
耳・肩・大転子(脚の付け根)が一直線で膝の下にかかとがきています。
上記の姿勢は、足裏の内側に重心をおく「内側重心」で身体を支えています。この姿勢を常にとることは、慣れないと難しいものです。
■タオルを使って簡単に正しい姿勢を癖付けるエクササイズ
良い姿勢のポイントは、背骨のS字カーブをキープすることです。本来背骨は、ゆるやかなS字を描いています。そのカーブをキープできるように筋肉で背骨を支えます。
タオルを使って簡単に猫背を改善するストレッチをご紹介します。タオルを使うことにより、正しいポジションをとりやすくなります。
(1)頭の後ろでタオルを持ちます。この時、頭の位置に気をつけ、前にいかないようにします。
(2)反対側の手を腰の位置に置き、タオルの下の橋を持ちます。手を背中から離して、上下にひっぱって10秒キープします。これを10回繰り返します。
(3)反対側も同様に行いましょう。
※肩・首にトラブルのある方は行わないでください。力任に行うのではなく、呼吸を止めずに行ってください。
姿勢が悪く猫背のままより、背筋を伸ばした良い姿勢の方が、見た目もよく、前向きな気分をキープできます。新年を良い姿勢で、すがすがしい気分でスタートしましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
【関連記事】
・お風呂で3分!身体を洗いながら背中をほぐす、美背中エクサ
・ぽっこりお腹解消!時短でも結果を出す「おうち美腹エクサ」
・冬太り解消!痩せ効果バツグンの進化形「三角のポーズ」
・たったの2分!四十肩、肩コリ対策にも◎な「腕マッサージ」