これから気温が下がり、寒くなってくると多く出回るようになるのが「いちご」です。いちごに練乳をかけるのは定番の食べ方。でも、いちごを食べ終えてしまうと、練乳をどうしていいか分からなくなります。
ただ余らせてしまうのはもったいない。料理に用いることで、美味しさアップにつなげることも可能です。今回は、余らせがちな
「練乳のアレンジ法」についてご紹介します。
■練乳にも種類がある
練乳にも種類があり、加糖タイプと無糖タイプのものがあります。加糖タイプが、コンデンスミルクと言われているもの。無糖は、エバミルクと言われます。
コンデンスミルクを薄くのばし板状に固めたものが、お土産屋さんなどによく置かれているミルクケーキです。
■料理への応用
(1)ケチャップとの相性がいい
マヨネーズとケチャップを合わせ、そこにウスターソースなどを加えたものをオーロラソースと言います。このソースは魚介によく合い、エビマヨなどを作るととても美味しく仕上がりますが、そこに練乳を加えると味に深みが増してさらに美味しさアップ。
大人にも子どもにも好まれる味になります。
(2)ポテサラに加えて
ポテサラはそのままでも十分美味しいですが、練乳を加えてみてください。
抵抗があるかもしれませんが、入れることでコクが生まれ、味もまろやかになります。少量ずつ、味を見ながら加えてください。
(3)コーヒーに入れても
コーヒーに砂糖を入れる代わりに、練乳で甘さを加えてみましょう。
これは、ベトナムでは一般的な飲み方。抽出法などにも違いがあり、まったく同じとはいきませんが、ベトナム風のコーヒーが楽しめます。
(4)お酒と合わせてカクテルに
泡盛に練乳を入れるのは、沖縄ではよく知られている飲み方。甘くて飲みやすいので、泡盛に慣れていない方でも美味しく頂けます。
アルコール度数は強いので、飲み過ぎには注意です。
いかがでしたか? 練乳は缶タイプとチューブタイプがありますが、少量しか使わないようならチューブタイプの方が保存しやすいのでおすすめです。いろいろな料理に加えて、濃厚な甘みによるコクと深みをお楽しみください。
(料理研究家 オガワチエコ
雑誌やテレビ、書籍等で活躍中。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』、『おにぎらずの本』(泰文堂)、『スティックオープンサンドの本』(講談社))
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