女性ならいつまでもボリュームのある美しい髪を保ちたいものですが、30代、40代をすぎて、薄毛に悩むようになる方も少なくありません。薄毛を防ぐためには、女性の薄毛の原因と対処法について正しい知識を身につけ、早めのケアを心がけることが重要です。
そこで今回は、女性の薄毛や自宅でもできるヘアケア方法について、皮膚科医の宇井千穂先生にお聞きしました。
■目次
1.女性の薄毛のサインは?
2.タイプは人それぞれ!女性の薄毛の種類
3.女性の薄毛の原因と対処法
(1)原因1:女性ホルモン エストロゲンの低下
(2)原因2:甲状腺の疾患
(3)原因3:精神的ストレスや疲労
(4)原因4:過度のダイエット
(5)原因5:病気や薬の副作用
(6)原因6:パーマ・ヘアカラーの影響
4.女性の薄毛の原因と対処法を部位別にチェック
(1)髪の分け目が薄い場合
(2)前髪や生え際が薄い場合
(3)頭頂部が薄い場合
(4)全体的に薄い場合
(5)丸または楕円形に薄い場合
(6)その他:産後の脱毛の場合
5.すべての薄毛に共通した対策は?
6.自宅でもできる女性の薄毛ケア
■プロフィール
宇井千穂 先生
1990年、準ミス日本受賞。
全日空客室乗務員を経て、医学部を卒業し、現在、皮膚科医、美容皮膚科医として勤務。
皮膚科医としては、活性酸素とSODの研究による天然の治療薬を使い、アトピーを中心とした皮膚疾患を診ています。
女医+(じょいぷらす)所属。
■1.女性の薄毛のサインは?
できるだけ早く気づいておきたい、薄毛のサイン。女性の薄毛の表れ方には、どのような特徴があるのでしょうか?
(1)薄毛のサインが表れる時期
女性の薄毛のサインは、男性ほど明確でない場合が多いものです。
早い人だと思春期以降から表れ始めることもあります。しかし一般的に、薄毛が発症する年齢は男性より高い傾向にあり、50歳以降など、閉経後に薄毛が認められるようになる人が多い傾向にあります。
(2)女性の薄毛の表れ方
男性型脱毛の場合は、髪の生え際や頭頂部、前頭部から進行するバターンが多く見られますが、女性の場合は、頭頂部を中心にやや広い範囲で薄くなる人が多いのが特徴です。
女性の場合、頭頂部は薄くなりますが、男性のように髪が消失することは少なく、残存する人が多く見られます。
また女性の薄毛では、額の生え際はあまり変わらずに頭全体の毛髪が薄くなり、頭頂部などの分け目が目立つようになった、と感じる人が多いようです。
■2.タイプは人それぞれ!女性の薄毛の種類
女性の薄毛にはいくつか種類があります。具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
(1)女性男性型脱毛症(FAGA)
女性の薄毛でもっとも多く見られるのが「女性男性型脱毛症(FAGA)」で、女性の薄毛の半数ほどを占めます。
症状の表れ方は、太い毛が抜けはじめて、徐々に細い毛も抜けるようになる男性型脱毛と似通っています。抜け毛が増え、髪が軟化することによって、分け目が目立つようになります。
(2)慢性休止期脱毛症
「慢性休止期脱毛症」とは、頭部全体に渡って毛髪が薄くなる症状です。毛には毛周期というものがあります。その周期の中で休止期状態にある毛が多くなることによって、髪全体のボリューム感が落ちます。
(3)分娩後脱毛症
「分娩後脱毛症」は、妊娠から出産後に見られる症状で、妊娠、出産によって女性ホルモンが著しく変化することで起こります。
人によっては抜け毛がかなり多く見られる場合もありますが、出産後1〜2年後には落ち着き、抜け毛の量も元に戻るのが一般的です。
(4)脂漏性脱毛症
皮脂の過剰な分泌により、頭皮に炎症が起きることを脂漏性皮膚炎といい、これが原因で発症するのが「脂漏性脱毛症」です。頭皮に強いかゆみを感じ、フケも多くなるのが特徴です。
過剰な皮脂分泌によって菌の繁殖が起こり、毛根がダメージを受けることが、抜け毛につながります。日頃から頭皮を清潔に保つよう心がけましょう。また症状の進行状態によっては、医師の診察が必要な場合もあります。
(5)牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症
「牽引性脱毛症」「圧迫性脱毛症」は、ポニーテールなどのような、髪の毛をきつく縛るヘアスタイルにより、負担のかかる部分が抜け毛となる症状です。
髪をまとめるヘアゴムや、ヘアピン、かつらなどの物理的な力が加わることが原因として挙げられます。そのため、常に同じヘアスタイルをすることがないよう、気をつけることが大切です。
(6)肥厚性脱毛症
「肥厚性脱毛症」は、フケなどの汚れが毛穴をふさぐことで炎症が起こり、髪の成長を妨げてしまう症状です。
シャンプーのしすぎで皮脂が減少することにより、皮脂が過剰に生産されることが大きな原因となります。
■3.女性の薄毛の原因と対処法
女性の薄毛の原因や、薄毛の対処法にはどのようなものがあるのでしょうか?
(1)原因1:女性ホルモン エストロゲンの低下
女性ホルモンが原因の場合について、男性の薄毛の原因とあわせて見てみましょう。
原因はエストロゲンの低下
女性の脱毛は、閉経後である50歳以降などに多く認められるのが特徴です。これは加齢とともに、女性ホルモンのエストロゲンが低下することによって、相対的に男性型ホルモンが優位になるためと考えられています。
毛周期のうち、毛が育つのは成長期です。エストロゲンには、この成長期の期間を持続させる効果があります。
男性の薄毛の原因
男性の薄毛は、毛包内の酵素とテストステロンという男性ホルモンが結びつくことで、DHT(ジヒドロテストステロン)が発生するのが主な原因といわれています。このDHTが髪の毛に悪影響を与えることで、薄毛が引き起こされるのです。
女性の場合も、エストロゲンの低下によって相対的に男性型ホルモンが優位になるため、上記のような、男性ホルモンが関与する薄毛のメカニズムが起こります。
(2)原因2:甲状腺の疾患
甲状腺とは
甲状腺とは、喉ぼとけの下に存在する器官のことで、羽を広げた蝶のような形をしています。甲状腺の主な働きとして挙げられるのが、新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンの分泌です。
甲状腺の疾患が薄毛を誘発
甲状腺には、皮膚や髪を育てる役目もあり、甲状腺ホルモンが不足することによって、薄毛が引き起こされる場合もあります。
薄毛が気になる更年期の年代の女性では、甲状腺の疾患が見られる場合も多く、この疾患が薄毛につながる原因であったという例も少なくありません。
(3)原因3:精神的ストレスや疲労
ストレスによるホルモンバランスの乱れ
前述したエストロゲンは、過度なストレスやハードな仕事の影響で減少する場合もあり、それによって薄毛も進行してしまいます。ストレスは女性のホルモンバランスを乱すだけでなく、薄毛にも大きな影響を与えるのです。
薄毛の悩みもストレスに
薄毛の相談でときどき見られるのが、悩んでいるうちに髪がますます薄くなってしまったという症状です。そのような方に問診をすると、肉体的にも精神的にもハードでストレスの多い仕事を持っていたり、不規則な生活リズムを強いられていたりする人が多いことに気づかされます。
このような精神的ストレスや疲労に、薄毛の悩み自体も加わり、さらに薄毛を進行させている場合もあるのです。
(4)原因4:過度のダイエット
栄養不足からくる薄毛
若い女性に多く見られる、過度のダイエットや偏食。行きすぎたダイエットや偏食を長く続けていると、十分な栄養摂取ができなくなるため、そこから薄毛につながる場合もあります。
髪を作るのに必要となるのが、髪の毛の素材となるたんぱく質や、多くの野菜や果物に含まれるビタミン、海藻類などに含まれる食物繊維やミネラルなどです。これらの髪にいい栄養素が、過度のダイエットや偏食により、全般的に不足する場合があります。
栄養不足による薄毛への対処法
いろいろな栄養を摂取することが、薄毛対策において非常に効果的といえます。足りない分はサプリメントで補充することも可能ですが、基本は、バランスのいい食事から栄養を摂りたいものです。
(5)原因5:病気や薬の副作用
病気による薄毛
女性の薄毛は、複数の原因が合わさって起こる場合も多く見られます。なかでも、病気が原因のひとつであるケースは少なくありません。
病気が主な原因である薄毛治療では、病気への対応を優先した治療方法を、第一に考えます。
婦人科系の疾患や妊娠
卵巣など、エストロゲンが関与する婦人科系の疾患が、薄毛の原因となるケースも多く見られます。妊娠中や産後に、女性ホルモンのバランスが乱れることによって、薄毛が起こる人も少なくありません。
薬の副作用
疾患だけではなく、薬の副作用も、薄毛を引き起こす原因のひとつです。抗がん剤や、精神科で処方される向精神薬、脂質異常で使用される薬なども、薄毛の原因となる場合があります。
(6)原因6:パーマ・ヘアカラーの影響
パーマによるダメージ
薄毛が気になりはじめると、それを髪型で隠すために、パーマでボリュームを出そうとする人も少なくありません。またパーマと同時に、カラーリングをする人も多いでしょう。
しかしパーマの薬剤は、頭皮や髪の毛に強い刺激を与え、それにより脱毛を引き起こすことがあります。また、過度のパーマは、髪の強さや弾力性も弱めかねません。
ヘアカラーによるダメージ
ヘアカラーには、ヘアダイなどの染色剤成分である化学薬品が含まれており、それらが頭皮や髪の毛に刺激を与えます。一般的にアルカリ製品の方が、酸性製品よりも髪の損傷が大きいのが特徴です。
ヘアカラーによる刺激は、炎症をもたらすこともあるため、合わないと感じたら使用を止めましょう。
■4.女性の薄毛の原因と対処法を部位別にチェック
女性の薄毛は、人によって表れ方が違います。それぞれの原因と対処法を、部位別に見てみましょう。
(1)髪の分け目が薄い場合
髪の分け目は、日に当たりやすい場所です。頭皮も皮膚の一部。紫外線を浴びることによって、頭皮や髪に負担を与え、シミやしわができることもあります。
頭頂部やつむじを守るためには、帽子や日傘を使用するのがおすすめです。また、髪の分け目は乾燥しやすい場所でもあるので、適度な保湿も心がけましょう。
(2)前髪や生え際が薄い場合
前髪や生え際の部分は、髪を縛ったりすることで負担がかかりやすい箇所です。ヘアゴムや、ヘアピン、かつらなどの物理的な力がかかることが原因で、薄毛を引き起こす場合もあります。
前髪や生え際の薄毛を防ぐためには、常に同じ髪型をするのではなく、前髪の分け目のスタイルを変えるなどして、変化をつけるといいでしょう。
(3)頭頂部が薄い場合
頭頂部の薄毛を防ぐには、きちんとした紫外線対策が必要です。帽子や日傘などでの対策がおすすめですが、アイテムを選ぶ際は、通気性のいい素材のものを選びましょう。
帽子をかぶりっぱなしにしていると、汗などで細菌が繁殖したり、臭いの原因になったりすることもあります。また、皮膚の蒸れすぎは頭皮に負担を与え、皮膚の機能に悪影響を与えかねません。風通しをよくすることで、頭皮や髪が湿ったままにならないようにしましょう。
(4)全体的に薄い場合
女性の薄毛でいちばん多く見られるのは、前述した女性男性型脱毛症(FAGA)です。髪が全体的に薄い場合に考えられるのがこの症状で、太い毛が抜けはじめて、徐々に細い毛も抜けるようになる、男性型脱毛と似通っています。
そのほか、休止期脱毛症も、頭部の毛が全体的に薄くなる症状のひとつです。
規則正しい生活を送る、睡眠をとる、ストレスをためない、過労を防ぐといった点に気をつけることも、頭皮を守り、健康な髪を作るために必要となります。
(5)丸または楕円形に薄い場合
直径1cmほどの脱毛が局所的に1、2個できるような場合であれば、時間の経過とともになくなることが多いでしょう。
局所的に脱毛する原因としては、ストレスがよく挙げられますが、家族性や免疫疾患など、ストレス以外が原因の場合もあります。円形脱毛症で症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。
(6)その他:産後の脱毛の場合
分娩後脱毛症は、妊娠中から出産後にかけて見られる症状です。前述したとおり、妊娠、出産による女性ホルモンの変化が原因で、抜け毛が多い人もいますが、出産の1、2年後には落ち着きます。
■5.すべての薄毛に共通した対策は?
すべての薄毛に共通の対策として、健康な髪の毛を育てるために必要なポイントがいくつかあります。
(1)頭皮環境を整える
基本的には、規則正しい生活を送る、睡眠をとる、ストレスをためない、過労を防ぐなどといった点に気をつけることが、頭皮を守り、健康な髪を作るうえで必要です。そのほか、食事の内容にも留意して、日常を過ごすようにしましょう。食事の注意点については次でまとめています。
(2)髪の元となる栄養を十分に補給
髪にいい食事や栄養素についてご説明します。ただし一般的に、特定の食べ物だけを摂取すればいいというものではありません。あくまで、バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。
(i)ミネラル
海藻類には、食物繊維やミネラルなど、髪にいいとされる栄養素が詰まっています。海藻類を積極的に摂るよう、心がけるといいでしょう。
(ii)たんぱく質
肉や魚などに含まれるたんぱく質は、髪の毛の素材となる重要な栄養素です。たんぱく質を多く含む食材も、きちんと摂るようにしましょう。
(iii)ビタミンC
頭皮も皮膚の一部。皮膚にいい食べ物を多く摂取することは、頭皮を育てることにもつながります。
皮膚にいいとされるもののひとつが、抗酸化作用を持つ食べ物。たとえば多くの野菜や果物には、抗酸化作用を持つビタミンCが含まれています。
(iv)L-システイン
赤身の肉類や、大豆、卵、はちみつなどに多く含まれているL-システイン。抗酸化作用があり、頭皮のターンオーバーを促す働きも持っている成分です。
(v)ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンで、アーモンドなどのナッツ類や、植物油に多く含まれています。そのほか、アボカドやカボチャなどからも摂取できる栄養素です。
(vi)ビタミンA
ビタミンAも抗酸化作用を持ち、活性酸素から肌を守ることで、肌の健康を維持してくれる栄養素です。ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれるほか、レバーやうなぎ、卵、チーズなどにも含まれています。
また、人参やかぼちゃなどに含まれるβカロチンは、摂取すると体内でビタミンAに変化する成分です。
(vii)リコピン、ポリフェノール
トマトに豊富に含まれているリコピンも、抗酸化力に優れた成分のひとつ。そのほか赤ワインなどに含まれるポリフェノールも、活性酸素を体内から除去する働きをします。
(3)頭皮の血行促進
頭皮の血流は、酸素や栄養素を毛根部に運ぶ働きをしています。そのため、髪の成長を促すには、頭皮の血流をよくすることも重要です。
頭皮の血流をよくするには、適度な運動や規則的な日常生活を送ることが重要ですが、そのほかに、頭皮マッサージも手段のひとつ。マッサージには副交感神経を優位にする、リラックス効果もあります。
指の腹を使って、地肌ごとゆっくり揉むように頭全体をマッサージしてください。
(4)頭皮を清潔に保つ
頭皮もお肌の一部です。頭皮を清潔に保つために、汚れや余分な皮脂の詰まりはきちんと除去しましょう。
ただし、過度のシャンプーは皮脂を必要以上に奪い、逆に皮脂の過剰な生産を引き起こす場合があります。洗いすぎによって頭皮が乾燥し、フケが出やすくなることもあるので、適度なシャンプーを心がけるようにしましょう。
(5)頭皮の保湿
汚れを落とすことばかり考えがちですが、薄毛を防ぐには保湿も大切です。冬場などの乾燥する時期は、頭皮も保湿してあげましょう。
また、ドライヤーの熱が乾燥を引き起こす場合があります。ドライヤーを使用する場合は、高温の風を長時間あてることを避けましょう。
(6)シャンプー選び
シャンプー選びでいちばんいいのは、実際に使用してみて、自分に合ったものを使うことです。使用してかゆみが出て赤くなったり、フケが多くなったりした場合は、使用を中止し、他のものに変えましょう。
またトリートメントを使用する際は、頭皮につけず、髪にだけつけるようにしてください。
(7)質のいい睡眠を確保
髪を育てるには、いい睡眠をとることも重要です。睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があり、ノンレム睡眠では脳はゆったり休息している状態、レム睡眠では身体だけが休息していて、脳は寝ていない状態にあります。この2種類の睡眠がスムーズに行われていることが、いい睡眠には必要です。
また、髪の成長に影響を与える成長ホルモンは、深い眠りであるノンレム睡眠の間に多く分泌されます。この成長ホルモンは、年齢が上がるにつれて減ってくるのが特徴。そのため、年齢が上がるにともない、睡眠の質をよりよくすることが、薄毛にもいい影響を与えるといえます。
■6.自宅でもできる女性の薄毛ケア
基本的な生活習慣などを改善するとともに、正しい薄毛ケアも実践していきたいものです。最後に、ヘアケアや頭皮マッサージなど、自宅でもできる女性の薄毛ケアを見てみましょう。
(1)シャンプーでの注意点
髪を洗う場合は、必ずしもシャンプーをつけて強く洗う必要はなく、お湯で洗い流すだけでもかまいません。大事なのは、洗うときに頭皮を傷めないようにすることです。
シャンプーを使用する際は、まず手のひらでしっかりと泡立ててから、作った泡を髪にのせるようにしましょう。シャンプーをそのまま髪につけてから泡立てると、髪に摩擦を与えてしまいます。
洗う際は、爪が頭皮に当たらないよう、指の腹で頭皮を触りましょう。最後に洗い流すときは、きちんとすすいでシャンプーを落とすようにします。
(2)シャンプー後のケア
髪を洗った後は濡れっぱなしにせずに、余分な水分を除きましょう。頭皮には細菌が存在しているため、濡れたままだと、菌の繁殖を促してしまうからです。また、水分が汗や皮脂と混ざり合い、臭いの元になる場合もあります。
(3)頭皮マッサージ
頭皮の血行をよくするための頭皮マッサージは、薄毛予防に効果があります。血行を促すことで、血液中の酸素や栄養素を毛根部に運ぶ助けとなるからです。また、頭皮マッサージにはリラックス効果も期待できます。
頭皮用のマッサージグッズもたくさん販売されており、これらのグッズを使用している人もいるでしょう。ただしグッズを使うと、強く押しすぎるなどして頭皮を傷つける原因になることもあるため、力の入れすぎや長時間の使用などには注意が必要です。
また、マッサージグッズを使用した後は、グッズをキレイに洗って清潔に保つように心がけましょう。
女性の薄毛には、さまざまな原因が考えられます。薄毛が気になるという人は、自分がどのタイプに当たるのかを把握し、正しい対処を行なうことが大切だといえるでしょう。
また、すべての薄毛に共通していえることとして、健康な髪を育てるための生活習慣やヘアケア方法も、しっかり押さえておく必要があります。
頭皮に優しい生活と正しいヘアケアを早いうちから意識し、薄毛に悩まされない健康的な頭皮を目指しましょう。
(美容ライター 中村あずさ)
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