汗や湿気で、すぐに髪の毛がまとまらなくなるのが、「クセ毛さん」のお悩みですね。
美容師やヘアメイクとして長年活躍している筆者が、クセ毛でお悩みの方にスタイリングのやり方をご紹介します。
■クセ毛とパーマのウェーブは別物!
クセ毛とパーマのウェーブは同じではありません。違いは、濡れた時の状態です。
クセ毛は、水に濡れるとクセがとれてまっすぐになりますが、乾いてくるとうねってきます。逆に、パーマの場合は、濡れている時に一番ウェーブがでます。
またパーマは、スタイリングしやすいようにデザインされたウェーブなので、コントロールしやすいのも特徴です。
■クセ毛スタイリングのNG6つ
(1)乾かさないで寝る
「自然に乾くから大丈夫」というのは、クセ毛の方にはNGなスタイリング法です。
クセ毛は、濡れている時にドライヤーを使って、根本のクセをとってあげないと、うまくまとまりません。自然乾燥で乾かしても、クセがとれるわけではないので気を付けましょう。
(2)ドライヤーで乾かす際に、ブラシを使わない
うねりをとるには、ブラシを使うことです。クセの程度にもよりますが、ブラシを使ってあげると簡単にクセがとれます。
毛先をブローするのではなく、髪の根本をしっかりブローすることが大切です。
根本のクセをとるだけで毛先がまとまりますので、乾かしたあとの時短になりますよ。
(3)ドライヤーで乾かしても半乾き
ブラシを使っていても、髪の毛が湿っている状態で乾かすのをやめると、水分でクセがもどってしまいます。
ドライヤーで乾かす時は、しっかりと髪を乾かしてあげましょう。
(4)クセと同じ毛流れに乾かしている
クセと同じ方向に乾かしてしまうと、どうしてもうねりがとれません。
「左に流れるクセなら、右方向に流す」というように、クセと逆方向に乾かすだけでも、髪の毛がまっすぐになるのでおすすめです。
(5)スタイリング剤をつけない
クセ毛の方は、水分で膨張したりうねりがでたりします。
しっかりブローをしたら、外気の水分から髪の毛を守るために、スタイリング剤をつけることが大切です。ワックスやスプレーをするだけで、一日スタイルをキープできます。
(6)髪に何もつけずにヘアアイロンを使う
クセ毛の方は「毎日ヘアアイロンを使う」方が多いと思いますが、ヘアアイロンを使う前にやる仕込みがポイントとなってきます。
ヘアアイロンの熱は、180~200℃まで上がるものがほとんどです。高温で髪の毛を挟むと、使い続けるうちに髪の毛は傷んできます。
ダメージが進むと、いくらヘアアイロンをしても髪の毛はまとまりません。ヘアアイロンを使う前に、熱から髪の毛を守ってくれるスタイリング剤をつけるようにしましょう。
クセ毛で悩んでいる方におすすめのスタイリング法をご紹介しました。毎日のスタイリングを少し見直すだけで、いつものヘアスタイルがグッと決まりますので、ぜひ試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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