「いろいろな口紅を使いたい」「流行に合わせた口紅をそろえたい」と思う一方で、なかなか使い切れない口紅が中途半端に残っていたりしませんか?
今回は、ヘアメイクや美容家として活躍している筆者が、口紅の消費期限や口紅の替え時を見分ける7つのサインをご紹介します。
■口紅の消費期限はいつ?
化粧品の消費期限は薬事法により、未開封の状態で3年という決まりがあります。そのため、化粧品のパッケージに期限が書いてあるもの以外は、3年が消費期限となります。
ただし、これはあくまで「未開封」の場合です。一度開封したものは早めに使わないと、効果が半減したり成分が劣化したりする場合があります。
■使用をやめる?まだ使う?7つのケース
使用中の口紅にこんなサインがあったら、どうすればいいでしょうか? 見分けるポイントとなる7つのケースをご紹介します。
(1)刺激がある
買った当初は塗っても問題なかった口紅が、しばらく経ってから「つけるとヒリヒリする」「唇がガサガサする」というように、唇に刺激を与える症状が出た時は、使用をやめるタイミングです。
この場合、口紅が劣化したというよりも体質が合わなくなった可能性の方が高いので、無理して使うことはやめましょう。
(2)変な匂いがする
口紅が酸化すると、独特な匂いに変わります。
唇はデリケートな部分なので、あまりにも匂いがおかしい場合は使用をやめましょう。
(3)固くなって塗りづらい
酸素に触れる回数が増えることで、口紅は酸化します。口紅の種類にもよりますが、酸化した口紅は固くなることがあります。
色味に問題はないので一応使えますが、固くなることで塗りにくくなり、仕上がりに差が出やすくなります。どうしても使いたいときは、オイルを混ぜてから使うと、柔らかくなります。
(4)折れやすい、または形が変わった
口紅は温度で形が変わりやすいものです。
特に、夏場になると暑さで折れやすくなることもあります。この場合、直射日光の下に置かないなど、保存状態をきちんとしてあげれば、問題ありません。
暑い時期は、日が長く当たる場所に置かないよう、気を付けましょう。
(5)色が変わった
「口紅の色が変わる」というのは、酸化が進んで口紅が劣化したことを意味します。
仕上がりに差がでてしまうので、買い替えをおすすめします。
(6)発汗している
「口紅から液体がにじみでている」という経験をしたことはありませんか? これは、口紅の液体油が表面に出てくることが原因で起こる状態です。
使用上は問題ありませんが、古くなったことを意味するので、買い替えをおすすめします。
(7)発粉している
口紅に白い粉がついている状態をいいます。
使用上は問題ありませんが、古くなっているサインなので早めに使いきりましょう。
いかがでしたか? 口紅の買い替えを考えるケース7つをピックアップしてご紹介しました。
最近は、小さいサイズのものやお試しサイズの口紅も出ています。いろいろな口紅を試したい方は、ぜひチェックしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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