初めて行く美容室で、自分が希望するヘアスタイルを伝えるのは意外とむずかしいですよね。
今回は、美容のプロである筆者が、初めての美容室で希望のヘアスタイルを伝えるための5つのポイントをご紹介します。
いつも通っている美容室でも活用できるポイントですので、ぜひ参考にしてください。
■希望のヘアスタイルをうまく伝えるための5つのポイント
(1)自分が「なりたい長さ」を決める
髪の毛の長さをどうするか決めることが、最初のポイントとなります。「ショートにしたいけれど、自分に合うかどうか分からない」「クセがひどいから伸ばすのは大変そう」という風に、自分の思い込みで決めることはやめましょう。
まずは、自分の髪質や似合うかどうかを考えずに、なりたい髪の長さを決めることが大事です。
美容師さんは似合わせのプロですので、好きな長さを伝えれば、いろいろなヘアスタイルを提案してくれますよ。
(2)「自分の髪質」を伝える
自分の髪質を美容師さんに伝えるのは、実はとても大事なことです。
もちろん美容師さんは、髪の毛を触ったり見た雰囲気で、ある程度は髪質を把握しますが、細かいことは本人しかわからないこともあります。
例えば、「髪の量が多いけど、髪をすきすぎると毛先がはねてしまう」「いつも、襟足だけパーマがかかりづらい」など、今まで美容室にいったあとで、自分がやりづらかったことなどを伝えると、同じ失敗を防げます。
(3)なりたいイメージで「前髪」をどうするか決める
新しいヘアスタイルをつくるうえで、一番印象が変わりやすいのが「前髪」です。前髪をつくると「かわいい、幼い雰囲気」になり、逆に、前髪をつくらないと「きれい、優雅な雰囲気」に見えます。
自分に似合う、似合わないかよりも、自分がどう見られたいかで決めてみましょう。
「かわいく見られたいけれど、きれいにも見られたい」という時は、そのことを伝えるのがポイントです。どちらのイメージにもなれる前髪スタイルもありますので、前髪で迷ったら、自分がなりたいイメージを美容師さんに伝えるようにしましょう。
(4)「普段のスタイリング」はどうやっているかを伝える
スタイリングを美容師さんに伝える方はあまり多くありません。でも、普段のスタイリングを美容師さんに伝えることは、ヘアスタイルにかなり関係します。
例えば、「ワックスをつけて動きを出している」という方には、動きを出しやすいようなカットをしますし、逆に、「スタイリング剤をつけない」という人には、スタイリングをしないでもまとまるようなヘアスタイルを提案してもらえます。
自分でスタイリングがしやすいヘアスタイルにするためにも、「普段、スタイリング剤をつけているか、つけていないか」または、「どんな感じでヘアスタイルをつくっているか」などを、美容師さんに伝えるようにしましょう。
(5)「雑誌の切りとり」を持参する
「なりたいヘアスタイルをうまく伝えられない」という方には、「雑誌の切りとりを持参する」のがおすすめです。写真を見せることで、自分がなりたいヘアスタイルを言葉で説明しなくても、美容師さんに伝わります。
この時のポイントは、正面、横、後ろの写真を持っていくことです。もし、正面の写真しかない時は、横と後ろは自分の理想に近い別の写真を持っていくと、相手に伝わりやすくなります。
もちろん、雑誌でなくネットの画像でもかまいません。
自分がなりたいヘアスタイルを美容師さんに伝えるのはむずかしいものですが、理想のヘアスタイルにしてもらうには、美容師さんとのコミュニケーションが大切です。
今回ご紹介したポイントだけでも、かなり美容師さんに伝わりますので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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