日本伝統の発酵食品である味噌は、大豆を麹で発酵させて作られたものです。大豆由来の栄養素に加え、麹菌や発酵過程で生まれる栄養素も加わり、抗酸化力も高い、身体にやさしい食材ですね。
しかし、「毎日お味噌汁を飲むといいとわかっていても、作るのが面倒」、「毎日お味噌汁ばかりでは飽きてしまう」など、なかなか続けられないのが現実ではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、「味噌パウダー」です。美と健康にストイックなファッションモデル、ミランダ・カーも注目しているようですよ!
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して15年、美養フードクリエイターである筆者が、食事に取り入れやすい、話題の「味噌パウダー」をご紹介します。
■味噌パウダーって?
味噌パウダーは、味噌を粉末にしたものです。
メーカーによっては、お湯を注ぐだけでお味噌汁になるように、カツオや昆布、野菜出汁がブレンドされているものもありますが、味噌だけがパウダーになったものもあり、一般的な味噌と同じように、褐色系味噌、赤味噌、白味噌があります。
パウダーになっているため、お味噌汁以外でも調味料として使いやすく、毎日手軽に味噌を取り入れることができます。
■お味噌汁だけじゃない!味噌パウダーの使い方
(1)味噌ドレッシング
いつものドレッシングの塩や醤油などの塩分の代わりに、味噌パウダーを使います。意外と味噌味が気にならず、どんな野菜サラダにも使えます。
(2)味噌マヨネーズ
マヨネーズに味噌パウダーをプラス。コクと香りが加わります。
(3)味噌チーズディップ
クリームチーズと味噌パウダーを混ぜます。野菜スティックやパンにぬって食べてもOK。
(4)味噌ゴマふりかけ
味噌パウダーに、ゴマ、かつお節やいりこを砕いたものなどを混ぜてふりかけに。ご飯とよく合います。
この他、野菜炒めの味付けや、肉の下味、煮魚など、いろいろなお料理に使えてアレンジは無限大。毎日の食生活に手軽に味噌を取り入れることができる味噌パウダー。常備してみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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【参考】
※オーガニックみそパウダー – マルコメ