クリームやジェル、リキッドタイプのアイシャドウは以前からたくさん存在していました。最近のものは今っぽい透け感が高かったり、長時間ヨレなかったりと確実に進化しています。
美容エディター&ライターの筆者が、今っぽいメイクをしたい大人女性におすすめの「リキッド、クリーム、ジェルアイシャドウ」を5つご紹介します。
■最近のアイシャドウは、「ヨレにくく、落ちにくい」
ここ1~2年で発売された、パウダーではないリキッドやジェルタイプのアイシャドウは、どれも持ちが確実に良くなっています。
朝メイクしてから夕方までほぼお直しいらずなので、汗や皮脂での崩れが気になる夏の間も充分に頼ることができます。パウダータイプより見た目のうるおい感が高いので、秋冬の乾燥シーズンにもおすすめです。
今こそ、クリームやジェルタイプのアイシャドウの試し時
ひと昔前はクリームタイプなどのアイシャドウを塗ると、塗った直後はキレイでもしばらくたつとヨレるケースを多く感じていました。ふと鏡を見たら、「二重の部分にアイシャドウが埋まって、ラインがくっきり入っていた」「色がムラムラになっている」ということもありました。
ですが、最近のアイシャドウはそんな事態が起きません。あまり神経質にならずに指でぼかしても、ムラにならず均一に塗ることができます。技術の進化を堪能できる今こそ、クリームやジェルタイプのアイシャドウの試し時なのです。
■「ダークカラー」こそ、クリームタイプで試して
せっかくリキッドやジェルタイプのアイシャドウを塗るのなら、ベージュトーンやピンク系などの肌になじむ色も良いのですが、ダークカラーや強めの色を試してみることもおすすめです。
パウダータイプのアイシャドウを塗る場合、「ダークカラーはあまり幅広く入れずに、目のキワにライン状に入れている」という人も多いと思います。ですが、リキッドやクリーム、ジェルタイプのしシャドウは薄い膜のようなシアーな質感のものが多く、まぶたに乗せた時は濃く見えても、伸ばすと思ったほど強めな目元には見えないということが多いです。
また、パウダータイプよりしっとりと水気を感じる「ぬれまぶた」を作ることができるので、簡単に色っぽい目元が完成します。なので、大人の女性にこそ使ってほしいアイテムです。
■アラフォー女性におすすめ!「大人の色っぽしっとりアイシャドウ」5選
(1)オンブル・アンテルディ/ジバンシイ
なめらかに伸びて見たままの色がキレイに発色する、クリームとリキッドの中間くらいの質感のアイシャドウです。7月に発売された新アイテムで、汗や涙に強いウォーターレジスタント処方なのでもちがとても良いのも頼れる点です。
筆者は、猛暑日で湿気も高い日のお昼頃に2色を塗り、外出して帰宅し落とす時まで2色ともがヨレずにきちんと発色していました。
画像カラーは左から、メタリックピンクの「No.01ピンク・クオーツ」、マットな発色の「No.02グラフィック・ヌード」、締め色にもまぶたの影作りにも使える「No.06シルバー・ブルー」です。
(全6色 税抜価格3,800円 パルファム ジバンシイ(LVMHフレグランスブランズ))
(2)キャビアスティック アイカラー/ローラ メルシエ
繰り出して使うスティックタイプの、クリーミーな感触のアイシャドウです。
先端が太すぎず、クレヨンを使うような感覚でアイメイクができるので、アイメイクが苦手な人でも気軽にトライしやすいと思います。まぶたに伸ばして肌との境目を指で軽くぼかせば、すぐになじみます。
画像カラーは上から、「10 グレイパール」、シルバーパールの利いたベージュブラウンが使いやすいとリピーターも多い「13 ムーンライト」、一番人気でパールの利いたラベンダーカラー「26 ラッシュ」です。
「10 グレイパール」は、筆者も長年愛用しているカラーです。暗すぎないグレーでまぶたの陰影を簡単に出すことができ、1色使いでもきちんとメイクした顔を作ってくれます。細くて軽いので携帯しやすく、旅行の際にも最適です。
現在37色と色展開も豊富なので、使いやすい色が必ずあると思います。
(全37色 1.64g 税抜価格3,000円 ローラ メルシエ)
(3)ストーンホイップアイズ/RMK
秋の新アイテムとして登場したばかりの、クリームタイプのアイシャドウです。
リキッドに近いしっとりしたテクスチャーで伸びが良く、まぶたに乗せると適度な輝きもあるのでどの色も簡単になじませることができます。
色とりどりの石にインスパイアされたカラー展開で、どれもグレイッシュなトーンで悪目立ちしません。デイリーメイクに使いやすいのも嬉しいですね。
画像カラーは左から、モードな雰囲気を作れるグレイッシュカーキの「01 マラガ」、ニュートラルなベージュブラウンにレッドパールがきらめく「03 レッドサンドストーン」、ディープなブラウンのなかにシルバーとレッドのパール入りの「06 トゥーマインズ」です。
持ちの良さも優秀です。筆者は、真夏で気温が34℃の日に使用しましたが、夜までヨレたり落ちたりしませんでした。
(全7色 4.5g 税抜価格3,500円 RMK Division)
(4)レヨン ジュレアイズ/エレガンス
ぷるぷるしたジュレのような、不思議な質感のアイシャドウです。水系成分とパウダーなどを、ポリマーで固めているというつくりで、まぶたに伸ばした時はひんやりした感触です。
繊細なパールのきらめきが美しく、発色もシアーで透明感が高いので、あまり色を主張させたくない人には特におすすめです。パールの配合量は多いですが、ラスティングポリマーなどにより、長時間にわたってパールがヨレたりあちこちに飛んだりということはありません。
画像カラーは左から、色というよりきらめきを足す印象のゴールドの「08」、ソフトピンクのなかにシルバーやレッドパールがチラチラ輝く秋の新色「11番」です。
ほかにもなじみ色やレッド系、パステルトーンのパープルなど、今っぽい顔になれるカラーがそろっています。
(全11色 税抜価格3,000円 エレガンス コスメティックス)
(5)カネボウ モノアイシャドウ/KANEBO
触るとじゅわっとしてしっとりした質感で、塗ると光と色のレイヤーが生まれる新感触のアイシャドウです。不思議な質感の秘密は、オイルのつやのなかにパウダーの色とパールやラメのきらめきを溶け込ませた、独自のソフトエラスティック処方です。
肌に乗せるときらめきが均一に広がり、そこまで色が全面に主張せずなじみます。一件、暗めに見える色ですが、デイリーメイクにも使いやすいのでおすすめです。
画像カラーは左から、赤味系やシルバーラメがきらめくベージュの「03 Smoky Beige」、伸ばすと星空を再現したかのような神秘的な輝きを放つ「05 Sheer Navy」です。
(全9色 税抜価格3,200円 カネボウ化粧品)
新質感のアイシャドウなら、今まで敬遠していた色でも意外と使えることがあります。ぜひ、試してみてください。
(美容エディター&ライター 斎藤真知子)
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【参考】
※オンブル・アンテルディ – ジバンシイ
※キャビアスティック アイカラー – ローラ メルシエ
※ストーンホイップアイズ – RMK
※レヨン ジュレアイズ – エレガンス
※カネボウ モノアイシャドウ – KANEBO