老化の3大現象といえば、シミ・シワ・たるみ。この中でもシワは20代でも悩んでいる方が多いエイジングサインなのでは? そこで、シワの原因となるNG習慣をご紹介します。
■シワの原因となるNG習慣6つ
(1)間違ったスキンケア
洗顔やマッサージで顔をゴシゴシと擦ったり、夏でべとつくからといって油分を避けたスキンケアをしているとシワの原因に。普段のスキンケアでは摩擦を避け、乳液やクリームなど油分を多く含んだアイテムでしっかりと保湿するよう心掛けることが大切です。
(2)不十分な紫外線対策
紫外線対策は夏場だけ、日焼け止めは朝塗ったら塗り直しは一切しない、メイクが崩れたままの状態で長く屋外で過ごすなどの行為はシワの原因となるだけでなく、シミ・たるみの原因にも。
老化の大きな要因となる紫外線への対策は1年を通して行い、日焼け止めは日に何度か塗り直して紫外線対策を万全にすることが肝要です。また、紫外線が気になる季節は特に化粧崩れ防止効果のあるコスメを導入し、メイクが崩れたまま屋外で過ごすことがないよう注意することも大切です。
(3)偏った食生活
添加物の多い食生活やダイエット・偏食などによって偏った食生活を送ることもタンパク質が不足し、肌のハリ・弾力が失われシワの原因に。バランスのとれた食生活を送り、特に良質なタンパク質をとることで肌に栄養を与え、シワの発生を防ぐことが大切です。
(4)ストレスを溜め込む
ストレスはアンチエイジングの大敵! 体内の活性酸素を増やしシワなどのエイジングサインをまねく他、自律神経の影響で女性ホルモンが乱れる原因にもなります。その日あった嫌なことは寝室に持ち込まない、没頭できる趣味を持つ、気分転換の方法を身に付けておくなどして、ストレスを上手に発散しましょう。
(5)完全夜型の遅い就寝・睡眠不足
睡眠不足はターンオーバーが乱れ、肌荒れの原因になるだけでなく、ハリ・弾力が低下することによってシワの原因にもなります。就寝前には軽くストレッチをする、スマホやパソコンの使用は避けるなどして寝つきをよくし、質のいい睡眠をとるよう心掛けることが大切です。そして、ゴールデンタイムと呼ばれる22時から2時までの間に就寝するにしましょう。
(6)マイナス感情からできる表情ジワ
思い悩んだり、怒った時にできる眉間のシワなどの表情ジワ。一度深く刻まれると、消すことが難しくなります。普段の生活から意識して負の表情ジワが顔につくのを防ぐことが肝要です。
1度できてしまったシワは日に日に深くなります。シワの原因となるNG習慣を断つことで、未来のシワを減らすことができるかもしれません。ぜひ心掛けてみてくださいね。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※友利新監修(2014)『肌美人になるスキンケアの基本 お悩み解消パーフェクトBOOK』(学研パブリッシング)
※吉木伸子他監修(2010)「正しいスキンケア事典」(高橋書店)