腸内で善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富と人気の「もち麦」。最近では、もち麦を使用したコンビニおにぎりも多くみかけるようになりましたね。
もち麦は、白米と同じように炊くことができるため、ご自宅でも手軽に炊くことができます。白米の代わりとし食べるのはもちろん、サラダやお味噌汁に入れてもOK!
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、美味しいもち麦の炊きかた、腸活に役立つ食べ方をご紹介します。
■美味しいもち麦の炊き方ポイント2つ
(1)洗う
もち麦は、“洗わずそのまま炊けます”と書いてあることが多いのですが、サッと水で流したほうが、糠が落ちて美味しくなります。サッと洗ってから炊きましょう。
(2)しっかり吸水させる
もち麦の吸水時間は、白米と同じといわれますが、2〜3時間吸水させたほうがモッチリと炊き上がります。
粒の大きさも30分程度の吸水ではさほど大きくなりませんが、2〜3時間吸水させてから炊くと、粒の大きさも倍くらいの大きさになり、モッチリとした柔らかさのあるもち麦が炊き上がります。
■簡単!もち麦腸活レシピ
炊いたもち麦は冷凍保存も可能ですから、週末に炊き、小分けにして冷凍しておくと便利です。炊いたもち麦を使ったレシピをご紹介します。
(1)もち麦納豆
納豆1パックに、納豆と同量適度のもち麦を加えて混ぜ、お醤油などお好みの味をつけていただきます。
腸内で善玉菌をサポートする納豆菌ともち麦の水溶性食物繊維が摂れる、最強の美腸コンビです。
(2)もち麦味噌汁
いつものお味噌汁にもち麦を入れるだけ。もち麦に含まれる水溶性食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなる働きがあるほか、一緒に食べたものの糖の吸収を穏やかにする働きや、ゆっくりと消化して腹持ちをよくする働きもあり、ダイエットにも◎。
(3)もち麦ヨーグルトドリア
ヨーグルト大さじ2、味噌大さじ1/2をよく混ぜます。耐熱容器にもち麦を入れ、ヨーグルトと味噌を合わせたものをのせます。お好みで、トマトやパセリ、チーズをのせて軽くコショウをふり、トースターで10分程度焼いて出来上がり。
白米のかわりにもち麦を使うことで、低糖質高食物繊維の腸内環境美化に役立つドリアが出来上がります。
もち麦は、他の雑穀と違い、無味無臭に近い食べやすい雑穀です。冷凍保存しておけばいつでももち麦が食べられますから、ぜひ毎日の食生活に取り入れて、腸内環境美化に役立てたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※大麦の健康情報 - 大麦食品推進協議会