美容家の石井美保さんが、エイジングのお悩みやキレイのヒントをシェアする音声連載「石井美保の一生キレイを叶える、つやプラ サプリ」。
今回は、つやプラ読者から寄せられたシミに関する悩みに石井さんがお答えします! シミ予防から、できてしまったシミのカバー法まで、じっくり回答してくれました。(つやプラ編集部)
石井さんならではのお手入れ方法とは?
■美容やエイジングケアにまつわるお悩みや質問を募集中!
「石井美保の一生キレイを叶える、つやプラ サプリ」では、読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
採用されたお悩みは、番組内でパーソナリティの石井美保がご紹介&回答いたします。ご質問は、下記の質問投稿フォームからお送りください。
みなさまからの質問、お待ちしています!
シミについてたくさんのご質問をいただいていますが、シミはできてしまってからでは、なかなか改善が難しいんですよね。ですから、やっぱり日頃の予防が全て。私は顔には1年中日焼け止めを塗りますし、コートを着る季節以外はずっと日傘もさしています。
それから飲む日焼け止め! こちらは私が開発した「ルミエラブ」というものがありますが、ニュートロックスサンによる日焼け予防だけでなく、日を浴びた後の壊れた細胞の修復もしてくれて、さらに美白効果もあるので、1年中、毎日飲み続けています。ポツッと吹き出物ができてしまった時の色素沈着や、傷跡も治りが早いのを実感しています。気になる方はオンラインで見てみてくださいね。
さて、頂いたご質問をご紹介します。
Q1.「シミがどんどん濃くなっています。更年期だし、諦めた方がいいのでしょうか?」
A1.「レーザーでのシミ取りを考えるなら、なるべく早めに! 優秀なコンシーラーも味方につけて」
もし、先々レーザーでシミを取ることを考えているのであれば、溜め込んでから一気に取ろうと考えるのではなく、なるべく早めにレーザーを受けた方がいいと思います。
なぜなら時間が経ってしまったシミは、1回のレーザーではなかなか取り切れないからです。
よく雑誌や広告でなどでは、「1週間でかさぶたが取れて元通り」という紹介がされていますが、どんなシミでもそうなるとは限らないので、場合によっては深いシミは何回かレーザーを当てなければならない場合もあります。
これはお医者様によく相談してください。
それから、シミだと思っていても肝斑である場合、それから摩擦などによって起こる「ADM」と呼ばれる色素沈着の場合もあります。
種類によって当てるべきレーザーも異なりますので、その辺をしっかり見極めて、適切な処置をしてくれるお医者様に相談してくださいね。
ちなみに私はシミは無いのですが、「太田母斑」と呼ばれる皮膚疾患が20代からあります。その治療の跡がまだうっすらシミのような色素沈着として残っているので、コンシーラーなどで隠さなければなりません。
ですが、今は優秀なコンシーラーが沢山ありますし、少し前にInstagramでもご紹介した、驚くほどカバー力があって艶肌に仕上げられるパウダリーファンデーションがあるので、私はそれを部分的に使って全くシミがないように見えるところまで持っていけていますよ。よかったらInstagramをチェックしてください。
やり方は簡単。隠したい場所はファンデーションは塗らなくても大丈夫。それ以外の場所にファンデーションを全体に塗って、カバー力の高いパウダリーファンデーションをスポンジでスタンプ塗りします。
そのままでもいいですし、さらにツヤをアップさせたいときは、その上からクッションファンデを軽くポンポンと叩くと周りのファンデーションと馴染んで、どこに重ねたかわからない位の仕上がりになりますよ。
Q2.「以前、レーザーを当ててキレイにした箇所に、以前よりは薄いものの、再度シミができています。同じ場所はできやすいのでしょうか。またケア方法はありますか」
A2.「レーザーでシミを取った後も、美白ケアとUVケアは1年中行いましょう」
一度のレーザーで押し上げきれなかった場合、再び同じ場所にシミが浮き出てくることがあり得ます。
こうならないためにも、メラニンの活動を抑制するような美白美容液は1年中使った方がいいです。
また、肝斑はホルモンバランスで復活しやすいものなので、レーザーで一度は綺麗になったとしても、またいつか復活するといわれています。
いずれにしても、レーザーも無敵ではなく、シミができやすい体質の方は、またシミができたらレーザーを当てる、ぐらいのつもりで考えた方がよさそうです。
また、皮膚科でレーザーを当てた場合は、美白のお薬を一緒に処方されることがあり、そちらをじっくり塗っていくことと、レーザーを当てた場所に絶対に日光を当てないよう、日頃の徹底したUVケアが大事になります。
それをしないで、当てっぱなしで放置すると、シミがより濃くなってしまったりしますので気をつけてくださいね。
レーザー治療をした後にゴルフなどに行ってしまう方もいますが、アウトドアスポーツをする季節はレーザーは絶対におすすめしません。
レーザーを当てたら、アウトドアはしばらくお休みするぐらいの覚悟で受けてくださいね。
Q3.「仕事柄シミを回避するケアができません。外回りの仕事で汗をよくかき、太陽に照らされて化粧が崩れやすく、日焼け止めもこまめに塗り直しできない状態です。そんな私でもできることはありますか?」
A3.「UVカット効果の高いクッションファンデと飲む日焼け止めを味方につけて!」
SPF50/PA+++もしくはPA++++レベルのUVカット効果のあるクッションファンデを持っているといいでしょう。
メイクが崩れた時、崩れた上からポンポンするだけでメイクも直せるし、UVも塗り直せたことになります。
ノーファンデ派で、日焼け止めのみでお仕事に出かける方でしたら、色のついてないUVカットのクッション乳液みたいなものがあるので、そちらもおすすめです。
それから冒頭でもおすすめしましたが、そんな方こそ、飲む日焼け止めを飲むといいでしょう。ニュートロックスサン系の飲む日焼け止めは、毎日飲み続けることで、日を浴びても焼けにくい体質に変えていく効果があるので、是非飲んでほしいと思います。
ちなみに私は今年の春夏は、身体用の日焼け止めをほぼ使わずに過ごしたんです。
5月に南仏、6月にパリ、8月に京都、9月に海外ロケ1週間と、例年よりかなりの紫外線を浴びたのですが、例年よりも、白い身体を保てています。
これは、「ルミエラブ」を毎日飲んだおかげだと実感しています。
もちろん、顔はちょっとも焼けたくないので、日焼け止めをしっかり塗っていましたが、身体は製品の効果を試すためにも犠牲にするつもりでチャレンジしました。身体をはりました!
結果は大満足です。ビタミンCは毎日飲んでいましたし、美味しいプチトマトにはまって……「やみつきトマト」っていう名前のトマトなんですが。
毎日かなりの量のトマトを食べていたので、抗酸化に優れたリコピンのおかげもあると思います。
シミの隠し方についてのご相談もありましたので1つご紹介しますね。
Q4.「シミもクマも茶色いため、顔全体がくすんで見えます。明るく見える方法はありますか?」
A4.「下地でトーンアップを。オレンジやピンクを味方につけて!」
肌を明るく見せるトーンアップ系の下地を使いましょう。少しパールの入ったつや系で、ピンク色の下地が最適です。
また、目の下のクマには、オレンジ系のコンシーラーを使いましょう。オレンジやピンク系は、茶色い色むらを明るくトーンアップしてカモフラージュしてくれるので、味方につけるべき色です。
Q5.「シミをスキンケアでなくしたいのですが、できますか?」
A5.「シミを完全になくしたいなら、まず皮膚科で相談を。スキンケアは根気よく続けて!」
うーーーん。できてしまったシミを薄くすることはできますが、完璧になくすのは難しいかもしれません。
「根気よく美白美容液を何年も使い続けていくうちに薄くなった」というケースは見聞きしたことがありますが、「完全に消えた」というのは、一緒にピーリングをしたり、皮膚科でもらった薬を併用したりしていたケースが多く、化粧品だけで完全に消すには、時間がかなり必要かと思います
でも、薄くなるだけでも、かなりメイクが楽になるので、使い続ける意味はあると思いますよ。
Q6.「シミのために実年齢より10歳老けて見られます。少しでも若く見える方法が知りたいです」
A6.「徹底した保湿ケアで肌にツヤを与えて、シミよりツヤを際立たせて」
シミでそこまで印象が変わってしまっている自覚があるのであれば、レーザーで思い切って取ってしまうのもアリかなと思います。
でも、絶対にレーザーは嫌というのであれば、肌にツヤの印象を与えて、シミよりもツヤの存在を前に立たせることですね。
ツヤ肌を作るために、徹底した保湿ケアをしてください。
化粧水はたっぷり、乳液、オイル、クリームを重ねて重ねて、メイクの前にツヤッツヤのお肌を作り上げて、その上にツヤありタイプのファンデーションを薄〜く塗ってください。
ハイライトパウダーなどはやりすぎ感が出ますので、あくまで部分使いに留めて。ナチュラルなツヤを目ざしてくださいね。
シミケアは気になったらすぐに始めること、そして気長に続けることと心得てください。紫外線が弱くなった今だからこそ頑張り時です。今からぜひ始めてみてください。
■美容やエイジングケアにまつわるお悩みや質問を募集中!
「石井美保の一生キレイを叶える、つやプラ サプリ」では、読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
採用されたお悩みは、番組内でパーソナリティの石井美保がご紹介&回答いたします。ご質問は、下記の質問投稿フォームからお送りください。
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【石井美保 プロフィール】
美容家
1976年生まれ。2005年より麻布十番でまつ毛サロンを経営し、アイリスト育成の傍ら、豊富な美容知識を生かしたメイクレッスンや美容カウンセリング、パーソナルコンサルティングなどを行う。エイジレスな美貌と美容に関する深い知識を生かし、現在は美容家としても多方面で活躍中。
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