歯磨きは毎日、そして一生続けていくものですから、どうせやるなら正しく効果的な方法で行いたいですよね。歯磨きを適当に行っていると虫歯や歯周病だけでなく、口臭の原因にもなります。今回は正しい歯磨きのポイントについてお伝えします。お子様がいる方は、子供のうちから正しい歯磨きをマスターでいるように教えてあげて下さいね。
■歯ブラシの選び方
・大きさ…ヘッドは小さめのものがおすすめ
まずは歯ブラシの選び方ですが、女性は口が小さいので小さめのヘッドのものを選んで下さい。ヘッドが大きいと奥歯や細かい部分に届かずプラークが残っています。一般的には親指の幅、または人差し指の第一関節程度の大きさがよいと言われています。
・硬さ…フラットで普通〜柔らかめ
歯ブラシは歯肉を傷つけにくく、圧力が均等にかかるものを選びましょう。歯ブラシの種類も毛先がギザギザになっていたり先が細くなっていたりと様々な種類がありますが、先が平らなフラットタイプのオーソドックスなもので、硬さは普通〜柔らかめのものを選ぶとよいでしょう。
■これでピカピカ!正しい歯磨きの方法
正しい動かし方&かける時間はどのくらい?
歯ブラシはペングリップ(鉛筆をもつような持ち方)で持ち、力を入れぎないよう注意しながら、刻みに動かします。磨き残しを少なくするために、自分の磨く順番を決めておくとよいでしょう。歯磨きの時間は、歯科医師や歯科衛生士によっても推奨がさまざまなのが現状ですが、10分程度磨くのが良いよう。普段時間をかけていない人にとっては10分は長く感じるかもしれませんが、テレビを見ながらなどでもできますので、早速今日から挑戦してみて下さい。
歯みがき粉はつけなくてもいい!?
歯みがき粉をお使いの方がほとんどだと思いますが、実は歯みがき粉は必須なものではありません。余分な研磨剤が入っているものは、使いすぎると歯を削ってしまうそうです。とは言え、歯を磨いた後の爽快感は欲しいですよね。虫歯を予防するフッ素が入っているものもありますから、最初は何もつけずに歯を磨き、最後に少量の歯みがき粉をつけて仕上げるのもおすすめです。
歯ブラシだけではたった6割
皆さんは歯間のお手入れをしていますか?実は歯ブラシだけで落とせるプラークは60%にしか満たないのです。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、90%程度までプラークを落とすことができます。睡眠中は唾液が少なくなるため、細菌が繁殖しやすい状態に。ですので1日1回寝る前だけでも歯間ブラシやデンタルフロスを使って、プラークを落としましょう。
看護や介護の世界でも口のことはとても重要視されていて、口腔ケアは人の人生を支える大切なケアになっています。今のうちから虫歯や歯周病を防いで、お口を健康に保ちましょう。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター山本幸美)
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【参考元】
※『週刊朝日MOOK 専門医が教える「歯」の守り方 』 (朝日新聞出版)
※正しい歯の磨き方 – クリニカ