全身の服を同系色で合わせた「ワントーンコーデ」は、大人の女性に人気のスタイルです。同系色でまとめる分、統一感は生まれますがメリハリがなくなり野暮ったく見えることもあります。
オシャレのつもりが無難なおばさんコーデにならないよう、配慮が必要です。ファッションスタイリストの筆者が、トレンドのワントーンコーデを失敗させない鉄板テクニックをご紹介します。
■ワントーンコーデを失敗させない鉄板テクニック
トーンの違う色合いを3種類投入
ワントーンといっても、全く同じ色で全てを構成するわけではありません。1色だけだと、どうしても単調になってしまうので、色の濃さが違う同系色を3種類投入すると上手にバランスをとることができます。
例えば、「オフホワイト」「ライトベージュ」「キャメル」といったように、薄くて明るい色・中間くらいの色・濃い色にわけましょう。
どの色合いをどこのアイテムに組み合わせるかは、自由に決めていただいてOKです。パッと見た時の華やかさと顔のトーンアップを狙うなら、インナーやアウターに1番明るい色をもってくると良いでしょう。
柄モノ・素材でメリハリをつくる
ブラックをワントーンで組み合わせる際は、トップス・ボトム・アウターなどの各アイテムのどこかに柄モノを入れたり、服の素材に変化をつけることで重苦しい雰囲気を回避することができます。
ブラックとブラックの間に「白」を差し色にすると、洗練さも出てくるのでぜひ併せとり入れてみてください。
上記の写真のように「黒×白のボーダーニット、ブラックスキニー、黒のナイロンダウン、レザー調のミニバッグ」といった異素材を組み合わせることで、同じ黒でも光沢や発色に変化が生まれ、同色でも野暮ったくなりにくいというわことです。
黒でワントーンコーデをする場合は、シアー系の素材もしくはアンクル丈パンツなどを合わせましょう。どこかに抜け感をプラスすると、なお良いでしょう。
今回は、失敗が生まれにくい鉄板スタイルとして2つのコーディネートをご紹介しました。「合わせる色の明るさ」「服の素材」「柄などをとり入れ、ほんの少しの変化をつける」この3つのポイントを参考に、ワントーンコーデを楽しんでみてくださいね。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
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