普段の生活だけでなく、旅先でも気軽にアロマテラピーを取り入れてリラックスしてみませんか? 今回は、旅先ですぐに実践できる簡単なアロマテラピー活用術とおすすめの香りを、現役アロマ講師がご紹介します。
■これさえあればOK!旅先に持っていきたい「精油」3つ
ラベンダー
万能精油と言われるラベンダーは、家庭に常備しておきたい精油No.1。旅先での安眠をサポートしてくれるだけでなく、鎮静・鎮痛・殺菌など幅広く活用できます。
ペパーミント
夏の時期に大活躍する、清涼感いっぱいのなじみ深い香り。乗り物酔い、時差ボケ、胃腸系の不調、眠気を取り除き、頭をすっきりさせてくれるなどの作用があります。
ユーカリ
殺菌作用が強く、すっきりとしたさわやかな香り。去痰・抗炎症・鎮痛作用などがあり、風邪予防や感染症予防にも◎。集中力を高めたいときにもおすすめです。
■自宅以外でも!活用シーン&方法
1. 移動中の活用方法
乗り物酔いや長時間の移動中の風邪・感染症予防に、ティッシュに精油を1滴たらしてハンカチに挟んで用意しておき、気になったときに広げて鼻から吸入するとすっきりします。また、マスクを持参している場合はマスクの外側に1滴たらして使うのもおすすめです。
2. ホテルの部屋&シャワールームで
シャワールームでは、床に精油を数滴たらしてからシャワーを浴びると、ふわっと広がる香りに気持ちも和らぎます。そして、ティッシュに1滴精油をたらして、部屋の枕元やクローゼットなどに置いておきます。部屋全体にほのかに香りが広がり、リラックス&リフレッシュ! また、寝る前にコップにお湯を注ぎ、精油をたらして枕元に置くだけでも蒸気吸入が楽しめますよ。部屋の臭いだけでなく、汗などの臭いが気になる洋服や靴の中に入れることで、臭い対策にもなります。
3. 旅行準備・帰宅後はマッサージにも!
精油を数滴たらしたティッシュやコットンをスーツケースの中に入れておくと、旅先で開くたびにほのかに香りが広がります。また旅行中や帰宅後は、普段使用しているボディクリームなどに精油をプラスして、全身をしっかり揉みほぐしましょう。精油をプラスすることで、よりすっきり感が増しますよ。筋肉疲労だけでなく、精神疲労もほぐしてくれるので一石二鳥です。
精油を使う際の注意点
精油を選ぶ際は、作用よりもまずはその香りが好きか嫌いかを目安として選んで下さい。また、少量でも非常に強い香りや刺激を感じることがありますので、使用量も十分に注意してくださいね。
今回は、旅行をテーマにしていますが、どれも日常でも手軽に実践できて、精油が1本あれば特別な道具がなくてもできるものばかりです。アロマテラピーというと「なんだか難しそう」と思われがちですが、日常に気軽の取り入れることで、生活の質がグッとアップします。まずは、旅先にひとつ持って行ってみませんか?
(ホリスティックビューティインストラクター 小塚美香)