化粧品などに配合されている香り成分。今使っているアイテムはどんな香りがしますか? 特にバラの香りには、女性ホルモンやニオイ抑制効果など、私たち女性に嬉しい効能がたくさんあります。そんなローズの香りの効果について、ご紹介します。
■一般的なエッセンシャルオイルの効果
エッセンシャルオイル、いわゆる精油と呼ばれるものは、花や葉、種子などの植物から抽出される芳香物質のこと。その香りを嗅ぐことで、薬理作用が期待でき、全身にさまざまな効果を発揮するといわれています。 鼻で嗅いだ芳香成分は、脳の「海馬」や「視床下部」に信号として伝わります。視床下部は、免疫やホルモン、自律神経などを調整する重要な部分。香りがここにアプローチするわけですから、心身ともに大きな影響を受けるのです。
■嗅ぐのも塗るのもOK!万能「ローズオイル」
中でも、バラから抽出された「ローズ」のエッセンシャルオイルは、ヨーロッパやアジアでは古くから薬として使われてきたほど健康効果が抜群と言われています。その香りによってストレスが緩和し、肌のバリア機能が高まるという説も。ローズオイルには抗菌作用や保湿作用、肌の調子を整える作用もあると考えられているため、摂取のほか、肌への塗布も行われています。さらにローズオイルのニオイ抑制効果は、加齢臭予防に活用できることも注目されています。
■ホルモンバランスまで整える!?
ローズオイルの香りはとても優雅で、ネガティブな感情を癒し、気持ちを穏やかにしてくれます。自律神経や内分泌系への働きかけによって女性ホルモンのバランスを正常にし、生理周期を整えたり、生理前のイライラや更年期の不快な症状を和らげる効果も期待されています。
ローズオイルは、香水のほか、化粧品やシャンプー、石けん、ハンドクリームなどさまざまなアイテムに使用されています。特に「バラの女王」と呼ばれる「ダマスクローズ」は、よく化粧品にも採用されていますよ! 普段お使いの美容アイテムの香り選びにもこだわってみてはいかがでしょうか。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※ダマスクローズについて – わかさ生活
※ローズオイル – わかさ生活
※佐々木薫著(2010)『アロマテラピー ポケット図鑑』(主婦の友社)