自分ではいいと思ってメイクをしていても、相手からは違った捉え方をされているかもしれません。自分のことを客観視することはむずかしいので、思い込みでメイクをして老け顔になっている場合があります。
美容家の筆者が、大人女性がやりがちなNGメイクを3つご紹介します。
■大人女性がやりがちなNGメイク3つ
(1)「ツヤ肌=テカリ」という思い込み
ここ数年は、ナチュラルやツヤ感のあるメイクが主流です。そんななか、オイリー肌の人に多いのが、ツヤ肌メイクが苦手というケースです。
ツヤのあるメイクをテカリに感じることから敬遠し、テカリを消したりメイク崩れを予防しようとパウダーをつけすぎてマットなメイクをしてはいませんか? しかし、ツヤとテカリは違います。
マットなメイクは古い顔に見えるばかりではなく、乾燥や老け見えの原因につながる場合があります。テカリが心配な人は、「Tゾーンだけに軽く粉使う」「油分ではなく水分ベースのファンデーションを使う」など、自分の肌に合わせてツヤ肌メイクに挑戦してみましょう。
(2)アラを隠すために、抜け感ゼロの濃いメイクに
年齢とともに増えてくる肌の「アラ」を隠そうとして、抜け感ゼロの濃すぎるメイクをしてはいませんか?
ニキビやシミなどの目立つ肌悩みがある人は、「全てを隠したい」という意識が強い場合があります。シミやニキビあとが無いことに越したことはありませんが、全て隠すかわりに厚化粧になってしまうと全体の印象が老けて見えやすいです。
メイクの目的はアラを隠すことではなくきれいに見せることなので、少しくらいアラが見えていても全体の印象を優先させましょう。
(3)「ナチュラルメイク=すっぴん」という思い込み
ナチュラルメイクが流行っていますが、「ナチュラル=すっぴんでOK」というわけではありません。シミなどを全て完璧にカバーする必要はありませんが、全体のくすみやクマ、赤みや色むらの補正はしっかりと行いましょう。
ナチュラルメイクの場合、目の下から頬の内側の部分が明るいと顔全体の印象が明るくなり、若々しく見えます。それに加え、クマや小鼻のキワの赤みを補正するとナチュラルで明るい印象に仕上がります。
明るい顔色と表情があれば、若々しく健康的に見えるものです。メイクテクニックも大事ですが、まずは自分のコンプレックスや思い込みを外して、今っぽいメイクにどんどん挑戦していきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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