体温以上に外気温の高い猛暑は、外を歩くだけでも通常の生活以上に体力を消耗しますよね。休息が十分にとれないと修復力が落ち込み、老化を加速させ、疲労も蓄積させてしまいます。そんな身体を修復してくれるのが、良質なたんぱく質とビタミンB1を多く含む「玄米」。玄米を食べて、身体の中から疲労回復、老化防止に努めましょう!
■玄米で疲労回復!?その栄養価とは
疲労回復には、ビタミンB1と良質なたんぱく質が効果的で、玄米の中でも胚芽の部分にビタミンB1が多く含まれており、白米ではなく、玄米を摂ることで疲労回復効果が期待できます。玄米は白米に比べ、お腹の調子を整える食物繊維、またミネラル類も多く含まれているため、栄養価が高く、美を作る主食として、ミスユニバースを育てたエリカ・アンギャルさんも推奨しています。
■お米マイスター直伝!玄米の簡単炊飯レシピ
玄米は炊飯が難しそう…そんな声を多く聞きますが、ポイントを1つ守れば実はとっても簡単!
玄米の美味しい炊き方のポイントは「浸水をしっかり」!
1.ごみを流す程度に玄米をサッと洗う。
2.たっぷりのお水に玄米を半日間、しっかりと浸水させる。(軟水のミネラルウォーターがオススメ!)
3.ザルにあげて、サッと洗い流したら、計量カップで玄米を量り、お釜に入れる。
4.玄米と同量のお水を入れて、通常炊飯モードでスイッチオン!
これでふっくら軟らかい玄米ごはんの出来上がり!
■玄米が苦手な人は「白米+ヌカ」を
「玄米は固くて苦手」「主人や子ども達が嫌い……」など、玄米食はちょっとハードルが高いという方にオススメなのが、白米と一緒にヌカを摂る方法。ぬか漬けを食べる、軽く炒ったぬかに市販のふりかけを混ぜて作るぬかふりかけをかけるなど、白ご飯にぬかをかけて食べれば、玄米を食べたのと同様の栄養価を摂ることができます。ぜひお試しあれ!
簡単米ぬかふりかけの作り方
1.できるだけ新鮮な米ぬかを用意する。(新鮮なヌカとは、精米仕立て、もしくは精米後、数日中の鮮度が高いぬかのことです。)
※町のお米屋さんでは、無料、もしくはお安く分けてくれると思います。聞いてみましょう!
2.フライパンに米ぬか大さじ2杯を入れて軽く炒る。
3.2に白ごま大さじ2杯、黒すりごま大さじ1杯、かつお節大さじ3杯、塩小さじ1/2杯、砂糖小さじ1杯を入れ、さらに炒る。
4.米ぬかがきつね色になったら出来上がり!
玄米や米ぬかを食べて、体の中から疲労回復、老化防止に努めましょう!夏バテ撃退にオススメです!
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵)
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【参考】
※大坪研一著(2011)『お米マイスター認定講座―知識講座(★★★)テキスト』(日本米穀小売商業組合連合会)