肌や髪の若々しさだけでなく、ダイエットや骨の健康も気になる更年期世代。エイジングケアを意識して口にするものを選んでいる方もいると思います。
ベジ活アドバイザーの筆者が、若々しい身体作りのためにとり入れたいアンチエイジング食材や、ダイエット中でも安心できるヘルシー食材をご紹介します。毎日の食事が自分の細胞や血液となります。食材の効能を知って食べることで、より楽しく食事ができますよ。
■大豆:骨の健康を保ち太りにくい身体作りに
「エストロゲン」には、骨の「カルシウム」が血液中に溶けだすことを防ぐ働きがあると考えられています。大豆に含まれる「大豆イソフラボン」はエストロゲンと似たように働くことから、エストロゲンが低減する閉経前後から少しずつとっていきたいですね。
大豆は、血糖値の抑制に働く「食物繊維」や「タンパク質」も豊富なので、太りにくい身体作りにも役立ちます。アラフォーからは、大豆はもちろん、納豆や豆腐、豆乳、おから、大豆ミートを意識して食事にとり入れましょう。野菜と一緒にとると大豆だけでは足りない「ビタミン類」を補うことができますよ。
■アボカド・モロヘイヤ:ちょい足しで若々しく
若返りのビタミンとの別名がある「ビタミンE」は、アボカドやモロヘイヤの野菜に多く含まれています。抗酸化作用が高く、全身の老化防止対策におすすめです。血流促進の働きもあるので、肩こりや冷え改善にも役立ちます。
「ビタミンC」はビタミンEの抗酸化作用をより高め、「ビタミンA」にはビタミンEとビタミンCの働きを長持ちさせる働きがあり、ビタミンEはビタミンAの酸化を防ぐため他の抗酸化ビタミンと一緒にとるようにすると相互に作用を高め合います。メニュー全体でとれるように献立を組み立てると良いですね。
■豚ヒレ肉:代謝を上げて太りにくく
豚肉は、良質なタンパク質と疲労回復のビタミンとの別名をもつ「ビタミンB1」をはじめとしたビタミンB群を多く含む食材としても知られています。豚ヒレ肉は豚肉のなかでもカロリーが低く、ヘルシーな部位といえます。脂質が少なく糖質もほぼ含まれていないので、体重管理をしたい人におすすめです。
ニラやネギなど、独特の香り成分をもつ野菜と組み合わせるとビタミンB1の利用効率を高めることができます。疲れている時は加えてみましょう。
ご紹介した食材はスーパーで買える身近なものばかりなので、献立に加えてみてください。いつまでも若々しく元気で過ごすヒントにしていただければ嬉しいです。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※(2020)「日経ヘルス 2020月10月号特別付録「大豆パーフェクトブック」」(日経BP社)
※女性に多い骨粗鬆症 ホルモン減少が原因 予防に効果的な食品が判明 – 保健指導リソースガイド
※ビタミンE – わかさ生活
※ビタミンB1 – わかさ生活
※豚ヒレ – カロリーSlism