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桃でアンチエイジング!?お家カフェ気分を味わえる桃レシピ

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

7月〜9月頃まで美味しく食べることができる「桃」。独特なかわいらしいルックスや色合いは、見ているだけで心躍るフルーツですよね。また、かわいらしいだけではなく、便秘改善・美肌作り・貧血対策などのアンチエイジング全般にかかわる女性に嬉しい栄養素を含んでいます。

アンチエイジングを底上げ!桃の栄養&ギルトフリーレシピ

インナービューティー料理研究家の筆者が、そんな桃の美容に嬉しい栄養ポイント・美容に嬉しい組み合わせ・お家カフェ気分が味わえる簡単ヘルシーレシピをご紹介します。

桃をスーパーなどで選ぶ時は、近づいて見ると全体に産毛が生えているものがおいしい証です。傷など、いたみのないものを選びましょう。

■アンチエイジングを底上げ!桃の美容に嬉しい栄養ポイント

アンチエイジングを底上げ!桃の美容に嬉しい栄養ポイント

腸内環境を整える

桃には食物繊維のなかでも、特に「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が豊富です。ペクチンは、コレステロールや便の排出をサポートする働きが期待されています。

美腸作りや「腸活」に嬉しい栄養素です。夏の便秘対策やダイエットの強い味方ともいえます。また、腸内環境が整うことで、吹き出物など肌トラブル知らずの美肌に導きます。

ビタミンE

桃には“抗酸化ビタミン”とも呼ばれる「ビタミンE」が含まれています。抗酸化作用が高いので、真夏の紫外線ダメージによる肌の老化対策にもおすすめの栄養素です。

「ビタミンA」や「ビタミンC」と合わさると相乗効果で抗酸化力が高まります。桃の変色を防ぐためにレモン汁を少しかければ、シミ予防やコラーゲン生成をサポートするビタミンCもしっかり摂ることができますよ。

鉄分

桃には、女性に不足しがちな「鉄分」も含まれています。毎月の生理で出血量が多めの方や貧血気味の方の強い味方となってくれると思います

先ほどご紹介したビタミンCは、鉄分の吸収をサポートする働きもあります。ご紹介するレシピを作る際も、変色予防のためにレモン汁を加えて桃の栄養素を効率よく摂取しましょう。

■食べる順番に気をつけて

甘みの強い桃は、糖質もやや高めです。桃を食べる際は繊維質が豊富な食材と合わせたり、食後にいただいたりすることで血糖値の急上昇を防ぐことにつながります。極度な食べすぎにも気をつけてください。

それでは、桃を使ったお家カフェ気分になれる簡単レシピをご紹介します。

■桃を使ったお家カフェ気分になれる簡単レシピ2つ

ヨーグルトやマスカルポーネ、グラノーラを組み合わせるだけで手軽におうちカフェ気分が味わえます。ギルトフリーな身体に嬉しい手作りおやつです。

(1)桃のギルトフリーパフェ

桃のギルトフリーパフェ

ヘルシーなパフェ風おやつを楽しむためにおすすめなのが、「水切りヨーグルト」や「マスカルポーネチーズ」です。生クリームを使わなくても満足感のある味わいに仕上がります。

乳酸菌など腸内環境を整えてくれる発酵食品パワー、不足しがちなカルシウム、良質たんぱく質(プロテイン)をおいしく補給できます。

材料(1人分)

・桃 1/2個

・お好みのグラノーラ 大さじ2

・ミントの葉(あれば) 数枚

・エスプレッソソース(お好みで) 適量

A

・ギリシャヨーグルト 大さじ2

・マスカルポーネ 大さじ2

作り方

(1)桃は皮をむき食べやすい大きさに切ります。Aをよく混ぜ合わせておきます。

(2)グラスにグラノーラを入れ、混ぜ合わせたAを1/2のせたら桃を盛りつけます。

(3)残りのAをのせ、ミントの葉を飾れば完成です。お好みでエスプレッソソース(マスカルポーネに付属していることが多い)を適量回しかけると良いです。ほんのりほろ苦い、大人な味わいに仕上がります。

(2)桃とレモンのハーブサラダ

桃とレモンのハーブサラダ

レモン汁にくぐらせた桃、食べやすい大きさに切ったレモンとモッツァレラ、サニーレタス、ミントを合わせたサラダです。

器に盛りオリーブオイルを回しかけ、タイムとブラックペッパーをまぶせば完成です。さわやかな夏らしい味わいのひとさらは白ワインともよく合います。

他にも、冷製オイルパスタの具材に桃を使うほか、桃を寒天で冷やし固めた桃寒天ゼリーなども手軽に作ることができるのでおすすめです。ひんやりレシピは暑い夏にぴったりですね。まだまだ旬の美味しさを楽しめるみずみずしい桃を使って、この夏はいつも以上に旬食材と一緒に「お家時間」を楽しんでみてください。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

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