なかなか自分では気づきにくい「おでこのシワ」。30代・40代にもなると、同世代の友人と話している時に、相手のおでこにシワが寄っているのに気づいて「まさか私も!?」と心配になったことがある方も多いのでは? そこで今回は、そんなおでこのシワができてしまう原因と、おでこのシワを解消するためのエクササイズを、つやプラの人気記事からまとめてみました。
■「おでこのシワ」はまばたきと関係アリ!?
眼の奥にある眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉に力が入り、その力がミュラー筋に伝わると、まぶたと繋がる瞼板(けんばん)が持ち上がり。目が開きます。しかし眼瞼挙筋の力が弱まると、まぶたを持ち上げる時には無意識に眉毛をあげるために、前頭筋を使おうとするのです。
前頭筋はおでこにあるため、この筋肉を動かすと、横にシワが寄ってしまうのです。前頭筋は後頭部にある後頭筋と繋がっているため、前頭筋を使ってまぶたを持ち上げていると、後頭筋などの頭蓋骨周りの筋肉に力が入り、緊張性の頭痛や肩コリに悩まされるなど、思わぬ弊害があらわれる可能性も。
■額のシワ解消!「双眼鏡のポーズ」
1. 前髪の生際からおでこのシワを伸ばすように、人差し指を横にして眉の上までもっていきます。眉が上がらないように押さえ、眉間にシワが寄らないよう、左右に少しだけ引っ張りましょう。親指は頬骨の上に添えます。ちょうど双眼鏡をのぞくような感じです。
2. 手はそのままに、目だけ細めましょう。まるでまぶしい光をみるような感じです。
3. 眉が上がらないよう注意しながら、目を大きく見開きます。この時、眉毛や額が動いてしまう人は、サポートしている手でしっかりと動かないようにしましょう。ですが、あまり力強く押さえつけないようにして。
■おでこのシワ撃退!「眼瞼挙筋エクササイズ」
前頭筋を使って目を開けることを続けていると、おでこの表情ジワが「定着ジワ」になってしまうので、定着しないうちに眼瞼挙筋を鍛えてさらに症状が進まないようにしましょう。
エクササイズ方法
鏡を見ながら眉の上をおさえるなどして、おでこにシワが寄らないよう注意しながら行いましょう。
1.瞼を思い切り開き、5秒キープします。
2.目を閉じたあと、ゆっくりと薄目の状態にし、そのまま5秒静止します。
これを1セットとして3回行いましょう。普段から眼の奥に力を入れ目を開け、眉を持ち上げないように意識することも大切です。
今回ご紹介したエクササイズは、どれも隙間時間にパッとできるものばかり。おでこのシワは一度定着してしまうと厄介ですし、自分では知らず知らずのうちにシワが寄ってしまっていることも。こまめにエクササイズすれば目の周りの筋肉が鍛えられ、おでこから目元にかけての全体的なアンチエイジングを期待することができますよ。ぜひ習慣にしてみてくださいね。
(つやプラ編集部)
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