季節問わず人気のヘアカラーは、「アッシュカラー」です。日本人は赤みやオレンジみが出やすいので、くすんだアッシュカラーに憧れが強いのでしょう。

「一度はアッシュ系カラーに挑戦してみたい」と思っている方や、昔からアッシュ系のカラーにされている方も多いかと思います。ですが、40代以降に「以前と違い、アッシュ系カラーがあまり似合わなくなった」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

美容師の筆者が、40代以降の女性におすすめの「アッシュカラー」をアドバイスいたします。美容室でヘアオーダーをするときの参考にしてください。

■アッシュ系単品カラーはハードルが高い！？

「アッシュ」とは、「くすんだ色」のことを指します。

40代を過ぎると、20代のころに比べて肌がくすみ、透明感が失われやすいものです。「20代や30代前半の頃によくアッシュ系のカラーをしていたので、またアッシュ系カラーにした」という時に、「なんだかしっくりこないな」と思うことはありませんでしたか？

しっくりこなかった原因のひとつとして、カラーで髪の色がくすんだことにより、余計に顔もくすんでしまい、しっくりこなかったということが考えられます。リップやチークで色味を足せば見え方も違ってくるのですが、今の時期はマスク生活のためバランスをとることがむずかしいのです。

ですが、暖色系のカラーがあまり好きでない方は、アッシュやマットなどの寒色系のカラーを試してみたいですよね。そんな方は、40代以降でもこなせるアッシュカラーのとり入れ方を意識してみてください。

40代以降は、アッシュ系カラーと違う色を“ミックス”

アッシュカラーに、顔がくすみすぎない色をミックスしてみてください。

ヘアカラーには、寒色系（アッシュやマット）、暖色系（オレンジや赤、ピンク）、中間色（紫）などがあります。カラーには補色の関係があり、アッシュ系はオレンジを打ち消す色味になります。ですから、オレンジ以外の色をミックスすれば、アッシュでも幅広い色味を楽しむことができます。

メイクと同じように、「くすみすぎるのが嫌だな」と思う方は、少し顔色が明るく見えるようにほんのりピンクを足して「ピンクアッシュ」にしましょう。

また、透明感や柔らかさをプラスしたい方は、ベージュをプラスして「アッシュベージュ」にすることがおすすめです。

■大人女性におすすめのミックスアッシュカラー

ラベンダーアッシュ

ラベンダーを混ぜることで、黄みを抑えたアッシュ系に仕上がります。

つや感も出て顔回りも明るく見えるため、くすみすぎないアッシュを求める方に人気のカラーです。

アッシュベージュ

アッシュにベージュを混ぜることで、柔らかさと透明感が出ます。洋服の色も合わせやすいため、こちらも人気のカラーです。

アッシュ系のカラーにしようかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

（美容師／ヘアメイク／セミナー講師　Mayu）

 

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