今までと何も変わっていないのに、なんだか太りやすくなる40代。瞬発性に優れ、筋トレなどで太くなる筋肉を「速筋」と呼ぶのですが、40代を過ぎると、この速筋が減少! 今までと同じ生活をしていると太りやすくなってしまう一因となります。
今までと同じ様に食べても太りにくい「ヤセ体質」作りには、「ちくわ」が役立つようですよ。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、「ちくわ」をヤセ体質作りに役立てるためのポイントをご紹介します。
■速筋が減ると太りやすくなる理由
速筋とは、瞬発力に関わる筋肉で、とっさの踏ん張りや、安静時の熱生産、身体の引き締めに関わる筋肉です。
40代を過ぎると、この速筋が減少していくため、安静時の熱生産、つまり「基礎代謝」が下がってしまいます。そのため、今までと同じような生活を続けていると太りやすくなってしまうのです。
ですから、40代からのヤセ体質作りには、この速筋を減らさないことがポイントとなります。
■速筋を増やすために!「ちくわ」がおすすめの理由2つ
(1)効率のよいタンパク質だから
ちくわの主原料はスケソウダラ。スケソウダラのたんぱく質は、ほとんどが速筋からできています。
タンパク質といえば、肉のイメージですが、牛肉のたんぱく質は、私たちの身体の中で食べた分の67%しか利用されません。
それに対し、スケソウダラのたんぱく質は97%が利用されるため、食べた分だけ筋肉の生成に役立つたんぱく質といえます。
(2)1日2本、手軽に食べられるから
「ちくわ」でなくても、スケソウダラをそのまま食べても良いのですが、毎日のようにスケソウダラを調理して食べるのは大変ですよね。
一般的なサイズのちくわ2本には、スケソウダラの速筋タンパク質約4.5gが含まれています。特別な運動をしなくても、1日4.5g、スケソウダラの速筋タンパク質を3か月食べるだけで、速筋の増加効果があることが分かっています。
1日2本のちくわなら、毎日続けられそうですね!
■「ちくわ」の選び方
(1)スケソウダラが主原料のものを選ぶ
ちくわの主原料はスケソウダラだけでないものもあります。購入する前に必ず主原料をチェックして、スケソウダラが一番先に記載されているものを選びましょう。
(2)できるだけ無添加のものを選ぶ
練り物の中には添加物が多く含まれているものもあります。できるだけ無添加のちくわを選びましょう。
「最近太りやすくなった」と感じている方は、ぜひ1日2本のちくわを習慣にして、筋肉を保っていきましょう。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※効率よく『速筋』を作るスイッチはタンパク質にあり – ニッスイ
※スケソウダラのたんぱく質の筋肉増加効果について – ニッスイ