腸活のため、発酵食品を毎日の食生活に取り入れている方が多くなりましたね。ヨーグルトや納豆に含まれる有用菌は、腸内にすでに棲みついている善玉菌を助ける働きがあります。ですが、腸内に棲みつくことはできません。腸内環境を本当に良い状態にするためには、すでに棲みついている善玉菌を元気にしていあげることが大切です。
身近な食品の中でも、善玉菌の大好物の水溶性食物繊維の多い「ラッキョウ」を毎日の食生活に取り入れてみましょう!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、ラッキョウの腸活パワーと、手軽に取り入れて続けられるレシピをご紹介します。
■ラッキョウで腸活できる理由3つ
(1)水溶性食物繊維が豊富
ラッキョウは、身近な食品の中でも水溶性食物繊維が豊富な食材です。水溶性食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境美化には欠かせない食物繊維です。
海藻やかんきつ類にも多く含まれますが、ラッキョウならそのまま食べられるので続けやすいですね。
(2)発酵のチカラ
本来、ラッキョウは発酵食品です。最近では酢漬けになっているだけのものもありますが、一度塩漬けで発酵させたのちに、酢に漬けたものがラッキョウです。
作る過程で保存性を高めるために熱湯にさらすので、乳酸菌は死んでしまいますが、死菌であっても腸内で善玉菌のエサとなる働きがあります。
(3)酢でサポート
酢の酸味の一つであるグルコン酸。このグルコン酸には、腸内でビフィズス菌のエサとなって、ビフィズス菌を増やす働きのあることが分かっています。
ビフィズス菌は、水溶性食物繊維などを発酵分解する際に、短鎖脂肪酸を産生します。この短鎖脂肪酸は、脂肪細胞への脂肪の蓄積を防ぐ、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促す、などの総合的な肥満の予防効果が期待されていますから、ダイエットにも◎。
■手軽に続けられるラッキョウレシピ2つ
(1)ラッキョウ&キャベツのサラダ
材料(作りやすい分量)
キャベツ 3〜4枚
ラッキョウ 5〜6粒
塩・オリーブオイル 適量
作り方
千切りにしたキャベツとラッキョウをまぜて、オリーブオイルで和え、塩で味を調えて出来上がり。
(2)ラッキョウタルタルマヨネーズ
材料(作りやすい分量)
茹で卵 1個
マヨネーズ 大さじ3程度
ラッキョウ 10粒程度
塩・胡椒 適量
作り方
ゆで卵、ラッキョウをみじん切りにし、マヨネーズと和えます。
塩・胡椒で味を調えて出来上がり。
ラッキョウも、ピクルス的に使えば、いろいろなお料理にアレンジできます。毎日の食生活にラッキョウを取り入れて、腸内環境を良い状態に保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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