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チンゲン菜でシミ対策!?美肌効果UPの簡単レシピ

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

スーパーで見かけることが多い「チンゲン菜」。実は、シミ予防をサポートしてくれるお野菜なんです。「スーパーで見かけても、買う機会がなかった」という方に、ぜひともとり入れていただきたい食材です。

チンゲン菜

ずぼらだけど国際薬膳調理師の筆者が、チンゲン菜がシミ対策にいい理由と、より効果的に栄養を活用できるレシピをご紹介します。

■血の巡りが悪いとシミができやすくなる?

シミができやすい人とできにくい人の違いは「血(けつ)の巡りがスムーズかどうか」だと、薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)ではいわれています。

血はお肌に栄養と潤いを与える物質ですが、血の巡りが滞るとお肌の新陳代謝が落ちてしまい、その結果、老廃物を溜め込みやすくなってシミができやすくなる、というメカニズムです。

血の巡りが悪くなる原因はさまざまですが、冷え・ストレス・睡眠不足・食事の偏りが主な原因です。

日差しが強く体やお肌が熱を持ちやすいこの季節、余分な熱を溜め込むとイライラや不眠の原因にもなり、それが血の巡りの悪さにつながることもあります。

■チンゲン菜がシミ対策にいい理由

薬膳的シミ対策は、血の巡りを良くする食材を摂ることです。

血の巡りを良くする食材はいろいろありますが、今回オススメしたいのはチンゲン菜です。

チンゲン菜は血の巡りを良くするだけでなく、体の熱を取り除く働きがあるので、紫外線を受けた肌をクールダウンすることも期待できます。

チンゲン菜のクールダウン作用&活血作用で、シミ対策をしていきましょう。

■シミ対策をサポート!チンゲン菜の活用術

血の巡りをスムーズにするためには、血の量を増やしたり、血を増やし巡らせるために必要な気(き)の量を充実させることが大事です。それらを叶える、簡単チンゲン菜レシピを3つご紹介します。

(1)チンゲン菜と黒ゴマのナムル

材料と作り方

(1)一口大に切ったチンゲン菜を、耐熱皿に入れてラップをし、レンジで3分ほど加熱します。

(2)粗熱がとれたら、お醤油、顆粒出汁、ごま油、黒すりごまで味付けして完成です。

ポイント

黒ごまは血の量を増やしてくれます。チンゲン菜と合わせることで血の量アップ&巡りが良くなりますので、ぜひ組み合わせていただきましょう。

(2)厚揚げとチンゲン菜の生姜煮

材料と作り方

(1)厚揚げは一口大、チンゲン菜はザク切りに、生姜はみじん切りにします。

(2)お鍋の中に厚揚げを入れて、焼き目がつくまで焼けたら、生姜、チンゲン菜を入れてしんなりするまで煮ます。

(3)麺つゆで味付けをして完成です。

ポイント

厚揚げの原料である大豆は、胃腸を労わり、気を補う食材。チンゲン菜とあわせることで、血の巡りアップを叶えます。身体を温める生姜をプラスして、さらに血の巡りをスムーズにすることを促します。

(3)チンゲン菜と人参ツナ缶の三食丼

材料と作り方

(1)チンゲン菜は1センチ幅に切り、人参はピーラーで剥き、それぞれ耐熱皿に入れてラップをして、レンジで2~3分ほど加熱します。

(2)その間にツナ缶の油を切っておきます。

(3)レンジで加熱したチンゲン菜と人参は、塩で味付けをします。

(4)熱々のごはんの上にツナ・チンゲン菜・人参をのせて黒ごまをトッピングして完成です。

ポイント

ご飯は血の巡りを助ける気を補う食材。そこに血を増やす人参、黒ゴマ、ツナ缶と、血の巡りを良くするチンゲン菜をプラスすることで、シミの予防に導きます。

薬膳は食材単体でも効能があると考えますが、よりお悩みを改善するためには組み合わせる食材が肝です。チンゲン菜を食べる習慣をつけてシミができにくい肌を目指しましょう。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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【参考】
※池田陽子/著(2020年)『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』JTBパブリッシング※日本中医食養学会/著(2019年)『食養生の知恵 薬膳辞典 食物性味表』燎原書店※東邦大学医学部東洋医学研究室/監修(2019年)『薬膳と漢方の食材小辞典』日本文芸社

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