仕事・家事・育児に、毎日手を酷使することで手荒れしやすい40・50代。カサつきやあかぎれだけでなく、シワっぽさや血管、指の節も目立ってくる年代です。
もうすぐ本格的な寒さが訪れますが、その前に効果的なハンドケアを一緒におさらいしましょう!
コスメコンシェルジュの筆者が、40・50代におすすめの、若々しい手をキープするセルフハンドケアをご紹介します。
■毎日のハンドケア
ぬるま湯で洗う
寒い時期は手洗いや洗い物をする時にお湯を使いたくなりますが、湯温には気をつけてください。
熱いお湯はNGです。湯温が高いと、手肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、カサつきやあかぎれの原因になります。
体温よりも低い、30~35度位のぬるま湯で洗いましょう。
筆者はかなりの乾燥肌ですぐに手荒れをするので、真冬でもできるだけ水に近い湯温で手洗いしています。
水分は拭き取る
手が濡れたまま拭かないでいると、肌の水分も一緒に蒸発してしまい、手荒れの原因になります。
やわらかいタオルや使い捨てのペーパーなどで、こすらずに優しく拭くといいでしょう。
意外と指先の拭き忘れが多いので、全体を拭いた後に指先のチェックもしてくださいね。
ハンドクリームがなじまない時は
肌の水分量が足りていないと、ハンドクリームを塗ってもなじみにくく、効果をあまり感じられません。
ローションなどで先に水分を与えてからハンドクリームを塗りましょう。
筆者は、現在使っていない顔用の化粧水を100円ショップのスプレーボトルに入れて、惜しみない量を吹き付けて保湿しています。
■利用シーン別で選ぶハンドクリーム
朝のおすすめ
朝食作りや洗濯物など、朝の手はハードな環境におかれています。
そんな朝におすすめのハンドクリームは、保護膜効果があるタイプです。
「水仕事に強い」「水仕事の前に」というような言葉が記載されているハンドクリームは、水をはじく性質があり、透明のラップのように肌を守ってくれます。
日中のおすすめ
指先を多く使う日中は、すぐに作業ができるサラッとした塗り心地のハンドクリームがおすすめです。
香りつきのものを選ぶと、ハンドケアだけでなく気分もリフレッシュできます。
職場や移動中など他の人がいる時には、みんなが心地よくなれる自然な香りのものが安心です。
寝る前のおすすめ
就寝中は手を洗ったり使ったりすることがないため、ハンドケアの効果を最も得られます。
こっくりとしたクリームをたっぷりと塗ってから寝ましょう。
かさつきがひどい場合は、薄手の手袋をするとなお良いですよ。
たまにはスペシャルケアを
顔や体と同じく、手にも古い角質がたまります。
週に一度ほどでいいので、スクラブ後にクリームを塗り、最後にホットタオルで血行を促すと、しおれかけていた手がイキイキとします。
体をケアする時に手もあわせてスクラブをすると面倒に感じませんよ。
レジのお会計や仕事中などに、手は意外と見られているものです。一日を通して潤いを与えることが、美しい手肌を保つためのコツです。寒くなる前からしっかりハンドケアを続けましょうね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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