昨今話題の「植物性ミルク」。牛乳が苦手という方や脂質が気になるという方を中心に、注目が集まっています。スーパーにも代表的な豆乳をはじめ、多くの種類が並ぶようになりました。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、植物性ミルクの魅力とその栄養価をご紹介します。
■植物性ミルクとは?
植物性ミルクとは、その名の通り豆やナッツ、穀物などの植物性の材料から作られるミルクのことです。
牛乳のアレルギーをもつ方や乳糖が消化できず、腹痛や下痢を起こしてしまう「乳糖不耐性」という症状のある方、そして動物性の乳製品をとらないヴィーガンの方たちの代替ミルクとしても重宝されています。
■ダイエットや腸活、美肌効果が期待
植物性ミルクは、低糖質で低カロリー。牛乳には含まれない「食物繊維」もとることができます。
各種のビタミンやミネラルも豊富ですので、ダイエット中の方や腸活をしたい方にはおすすめの飲料です。もちろん、美肌効果も期待できます。
■40・50代におすすめの植物性ミルク4選
現在、植物性ミルクは10種類以上あるといわれています。そのなかでもとり入れやすく、おすすめしたい植物性ミルクをご紹介します。
(1)豆乳
もっとも身近で馴染みのある植物性ミルクです。牛乳に匹敵するほどの「たんぱく質」を含みながら脂質が低く、抗酸化作用が高いのがポイント。
また、大豆に含まれる「イソフラボン」には女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量を調整する働きがあるので、更年期の不快な症状を和らげる効果も期待できます。
糖分を加えて飲みやすくした調整豆乳より大豆だけで作られている無調整豆乳を選ぶと、大豆の栄養価がふんだんに摂取できてよいでしょう。
(2)アーモンドミルク
アーモンドを水に浸した後に砕いて絞って作るアーモンドミルクには、老化の原因につながる活性酸素を除去する働きのある「ビタミンE」が豊富に含まれていますので、アンチエイジング効果が望めます。
さらに、「食物繊維」も多く含まれているので、腸活にも最適。不足しがちな「鉄分」も摂取できるため、貧血の予防や改善にも役立ちます。
(3)オーツミルク
オーツ麦を浸水させて裏ごしすることで作るオーツミルクは、「食物繊維」の宝庫です。不溶性と水溶性の両方の食物繊維がバランスよく含まれています。
オーツミルクの不溶性食物繊維には、体内の不要物質を外に出し腸内環境を整える「β-グルカン」という成分が含まれていますので、腸活には打ってつけです。
さらに、脂肪燃焼をうながし健康な肌や髪、爪を育てる「ビタミンB2」もしっかりとれます。
(4)ココナッツミルク
成熟したココナッツの固形胚乳から生成されるココナッツミルクは、脂質は高めですが糖質が少ないのが特徴。そして、身体に脂肪を付きにくくさせる効果が期待できる「中鎖脂肪酸」が豊富ですので、ダイエット中にはぜひとり入れたいもの。
体内の水分の代謝を整える「カリウム」が多く含まれているので、むくみが気になる方にもおすすめです。
植物性ミルクには、大人女性の身体に必要な栄養素がふんだんに含まれています。ぜひ、これから積極的に親しんでいただければと思います。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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