冷え取り食材の代表選手である生姜(ショウガ)。生姜は、生のまま食べるより、加熱して食べることでダイエットにも効果を発揮することはご存じでしたか?
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して18年の美養フードクリエイターである筆者が、毎日の食卓に添えるだけでダイエットのサポートになる「レンチン生姜」の作り方と食べ方をご紹介します。
■加熱するだけでダイエット食材に!?
東洋医学では、生の生姜は「生姜(しょうきょう)」、加熱・乾燥した生姜は「乾姜(かんきょう)」と呼ばれ、それぞれ薬効の異なる食材に分類されています。
生の生姜は、発汗によって体内にたまった熱を体外に放出する働きがあり、微熱があるときなどに用いられます。
一方で乾姜は、内臓を温めて深部体温を上げて、冷えや痛みを緩和する食材に分類されています。
実際、生姜は加熱したり乾燥させたりすることで、ショウガオールと呼ばれる成分が増えることがわかっています。
このショウガオールには、脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出し、身体を温める働きがあります。
つまり、生姜は冷えのためにも、代謝アップのためにも、加熱・乾燥させることが適しているということです。
■簡単!「レンチン生姜」の作り方
材料(作りやすい分量)
生姜 1個
水 適量
作り方
(1)生姜をスライスするか、すりおろします。
(2)耐熱容器に生姜を入れ、かぶる程度の水を入れたら電子レンジで3〜4分加熱して出来上がり。
粗熱が取れたら、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
電子レンジがない、使いたくない場合の作り方
生姜を鍋に入れ、かぶる程度の水を加え火にかけ、ふつふつとする程度の火加減で3〜4分加熱して出来上がり。
■「レンチン生姜」の使い方
以下のような使い方ができます。
加熱することで、生の生姜より辛みや苦みがマイルドになりますから、薬味としてたっぷり使いましょう。
・お味噌汁に入れる
・ドレッシングに入れる
・ワサビやからしの代わりに使う
・はちみつや市販のジャムと混ぜて生姜ジャムにして使う
簡単にできてダイエットにも役立つ「レンチン生姜」。ぜひ毎日の食卓に取り入れて代謝アップしてくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※成分情報 ジンゲロール – わかさ生活