腸内環境の大切さが広く知られるところとなり、ヨーグルトを毎日食べている方も多くなりましたね。スーパーやコンビニでも、いろいろな種類のヨーグルトが販売されています。
みなさんは、どのようにヨーグルトを食べていますか? 腸内環境を良い状態に保つことは、同じものを食べても太りにくい「ヤセ体質作り」にも欠かせません。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して18年の美養フードクリエイターである筆者が、ヤセる力が高まるヨーグルトの選び方・食べ方をご紹介します。
■腸内環境美化で痩せる!
乳酸菌やビフィズス菌などは善玉菌と呼ばれ、私たちの身体に有益な働きをする菌として知られています。
これらの善玉菌の中でも、ビフィズス菌や酪酸菌は、水溶性食物繊維を発酵分解する際に、短鎖脂肪酸という物質を作り出します。
この短鎖脂肪酸は、主に大腸のエネルギー源となり、腸の動きをサポートします。
さらに、脂肪細胞への脂肪の取り込みを抑える、交感神経を刺激して脂肪をエネルギーとして燃焼させる、など総合的な肥満の抑制効果が期待されており、“ヤセ菌”とも呼ばれています。
■ヤセ菌が増えるヨーグルトの選び方
ビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶ
ヨーグルトは乳酸菌があればできるため、すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではありません。
短鎖脂肪酸を作り出すのはビフィズス菌ですから、ビフィズス菌入りのヨーグルトを選びましょう。
プレーンヨーグルトを選ぶ
いろいろなヨーグルトが販売されていますが、人工甘味料や保存料など余分なものは、かえって腸内環境に悪影響を及ぼす場合もあります。
余分なものが入っていないプレーンヨーグルトを選びましょう。
■ヤセ菌が増えるヨーグルトの食べ方
少し温めて食べる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、冷たすぎる環境が好きではありません。
食べる前に冷蔵庫から出し、常温になるまでおいておくか、湯煎などで人肌程度に温めることで、乳酸菌やビフィズス菌が元気になりますよ。
水溶性食物繊維と食べる
ヨーグルトなどから摂った善玉菌は、腸内に棲みつくことはできません。
ですから、サポート役である善玉菌を摂ると同時に、すでに腸内に棲みついている善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維をとることも大切です。
寒くなるこれからの季節、旬を迎えるみかんなどの柑橘系のフルーツには、水溶性食物繊維が含まれていますから、ヨーグルトと一緒に食べるとヤセ作用アップが期待できます。
ヨーグルトも選び方、食べ方でヤセ体質になれる力が変わります。ダイエットを心がけている方は、ぜひ参考になさってくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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