ピンクやモーブ系などのカラー眉のトレンドが続き、フェザー眉やスキニー眉など眉の形のトレンドも日々変化しています。しかし、トレンド眉にしようとし過ぎると、眉だけが浮いて老け見えにつながってしまう場合があります。
メイクアップアドバイザーの筆者が、40・50代の若見えに役立つ「トレンド眉のポイント」をご紹介します。
■40・50代が押さえるべきトレンド眉
1990年代半ば~2000年代に流行したファッションがリバイバルした「Y2Kファッション」が若い世代の間で注目を浴びているため、細めのスキニー眉もリバイバルし始めています。40・50代にとって、若い頃に流行った細眉はなじみ深く、スキニー眉にチャレンジして見ようと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、40・50代になると目と眉の間がはなれ間延びして見えやすく、ここにスキニー眉を合わせると、さらに目元が間延びして老け見えしてしまいます。40・50代は、毛流れを意識した少し太い眉にした方が、バランスが取れて若見えにつながります。
40・50代は「ニュアンス眉」に
カラー眉のトレンドが続いていますが、パッと見ただけで色がわかるわかりやすいカラー眉をすると、アイブロウだけが浮いて悪目立ちしてしまいます。
40・50代は、カラーの色味がわかるかわからないかくらいの「ニュアンス眉」に仕上げると、ほどよいトレンド感がプラスされ若々しい印象に見せることができますよ。
■大人のトレンド眉
40・50代の若見えを叶える、大人のトレンド眉の作り方をご紹介します。
まず、アイブロウメイクをベースメイクの次にしている方もいらっしゃると思いますが、アイメイクを仕上げた後にアイブロウメイクを行いましょう。こうすることで全体のバランスが取りやすく、アイブロウのカラー調整もしやすくなります。
大人のトレンド眉の作り方
(1)アイブロウメイクを始める前に、フェイスパウダーで眉に余分についている油分を抑えましょう。このひと手間で、アイブロウの完成度もメイクもちも格段にアップします。
(2)スクリューブラシを使って、毛流れを整えましょう。毛が足りているところと、不足しているところがはっきりするので、きれいな形を作りやすくなります。
(3)アイブロウパウダーをアイブロウブラシに取ったら、毛の足りないところを埋めるようにパウダーをのせていきます。ここでは、大まかな形を作るイメージです。
眉の太さを出したい方は、眉上ではなく眉下に太さを足してください。上に太さを足してしまうと、目と眉の間がはなれて間延びして見えてしまいます。
(4)パウダーで大まかな形を作ったら、アイブロウペンシルで毛を1本ずつ描き足すように眉のアウトラインを整えていきます。40・50代の眉尻がぼやけているとだらしない印象に見えてしまうので、眉尻は鋭角にスッと仕上げましょう。
眉頭の毛がなく、眉の間がはなれている場合は、眉頭の毛も描き足します。このときは、毛流れに沿って下から上に向かって1本ずつ描き足してください。
(5)形が仕上がったら、ここで色を足していきます。
毛量の多い太めのアイブロウブラシにカラーを取り、眉にふんわりとカラーをのせましょう。いきなり眉頭からのせると眉頭が濃くなり滑稽な印象になるので、眉頭をさけた位置から眉尻に向かって仕上げた後、最後にブラシに残ったものを眉頭にのせます。
アイメイクとアイブロウメイクの色味を統一させる
ピンク系のアイメイクの場合はピンク系のカラー、オレンジ系のアイメイクなら、オレンジ系のカラーを使用しましょう。アイメイクとアイブロウの色味をそろえることでメイクに統一感が出て、こなれた印象に仕上がります。
アイメイクと同じカラー系統のカラーアイブロウパレットを持っている場合はパレット内のメインカラーを使用しますが、カラーアイブロウパレットがない場合はアイシャドウを代用しましょう。アイシャドウのメインカラーとして使用したカラーを代用すると、さらに統一感が出るのでおすすめです。
よりトレンド感のある垢抜けた眉を目指すなら、最後に同じカラー系統の眉マスカラを毛流れを整えながら塗ってみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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