おしゃれに見えるかどうかは服の選び方も大切ですが、それ以上に“サイズ選び”が重要です。
40代以上になると身体の気になる部分が増えてくるので、お悩みに合わせたサイズ感をチョイスすることで見違えるほど洗練した印象を与えることができます。
スタイリストの筆者が、代表的なカテゴリー別に「こなれて見える洋服のサイズ選びのコツ」をご紹介します。
■アウターのサイズ選びのコツ
(テーラードジャケット/Green Parks 税込価格5,990円)
一番見える範囲が広く、コーデの“顔”となるアウターは、ボトムスとの駆け引きで選ぶことが大切。ボトムスがタイトめなら、ワンサイズ大きめのオーバーサイズのアウターを、反対にゆるっとしたボリュームのあるボトムスの時はジャストサイズのアウターを選ぶと、コーデを引いて見た時にバランス良く仕上がります。
カチッときれいめな印象のジャケットは、オケージョンで着る場合を除いて少々オーバーサイズなものの方がきめ過ぎず、今っぽさもあります。
また、MA-1やライダースなどのメンズライクでカジュアルなアウターは、コンパクトサイズの方が女性らしく大人に馴染み、上手に着こなせるでしょう。
■トップスのサイズ選びのコツ
(SUGAR SPOON アイレットリブロンT/Green Parks 税込価格3,300円)
基本的にオーバーサイズなものが主流となっている最近ですが、大人世代はあまりにルーズなものだとだらしない印象になってしまうことがあるので注意が必要です。
特に、カジュアルな見え方のカットソーは、ベーシックなものであればあるほどジャストなサイズ感のものを選んだ方が失敗が少なく、きれいな印象になります。オーバーサイズのものを選ぶ際は、サイドスリット入りや丈感に前後差があるものなど、デザイン性がプラスされたものがおすすめです。
ニットはゆるっと着こなしてもそこまでラフに見えないので、オーバーサイズのものを選んでもOKです。ハイゲージのニットであまり身体に沿うものを選んでしまうと太見えする場合があるので、ワンサイズ上げても良いでしょう。
シャツやブラウスも、身体が泳ぐくらいのサイズ感の方が今っぽく着こなせます。
■ボトムスのサイズ選びのコツ
(ダブルクロスクレープ ストレートパンツ/ICB 税込価格19,910円)
タイトなサイジングのものは、ほぼ姿を消しつつあるボトムス。悩んだら、足に沿い過ぎないサイズでストレートシルエットのものをチョイスすると、体型カバーと今っぽさを叶えることができます。
また、「ウエスト」と「お尻」のどちらにサイズを合わせたら良いのか悩む人も多いと思います。最近は、ウエストが後ろだけゴムになっているなど調節できるものも多いので、基本的にお尻に合わせるとキレイに見えやすいでしょう。
ウエストがゆるい場合はベルトなどでアレンジできますが、お尻がパツパツだと後ろ姿が残念な見え方になる可能性が高いです。よくチェックしてから購入することをおすすめします。
サイズは、自分だけがわかっているものです。他人に見せて歩くものではないので、いつも同じサイズに縛られる必要はありません。
アイテムやブランドによってサイズ感が違うことも多いので、初めて袖を通すブランドは一度着てみると良いでしょう。前後のサイズも一緒に試し、違いを目で見てより自分にフィットするサイズ選びを行ってみてください。
(スタイリスト/ライター 森田 文菜)
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