若い頃は「体臭」なんて気にしなかったのに、年齢を重ねてから気になってきた……という方は多いのではないでしょうか?
体臭はデリケートな問題なので、周囲の迷惑になっていないかが気になりますよね。
肌育美容家の筆者が、自分でできる体臭チェック法と体臭対策をご紹介します。
■40代から体臭が変わる!?その原因とは
若い女性から良い匂いがするのは「ラクトン」という物質によるもの。桃やココナッツのような甘い香りがするといわれています。そんなラクトンは年齢とともに減少し、30代になるとほぼ無くなると言われています。
それに対して、40代以降に急増するのが「ノネナール」という物質です。古い油や枯れ草のようなに臭いがする、“加齢臭”の原因になると言われています。
また、更年期を迎え「女性ホルモン」の量が変化することで、加齢臭が強くなる場合もあります。
■自分でできる体臭チェック法
汗の臭いに気づくことができても、日常的な臭いである「体臭」は意識できないことが多いもの。そこで、体臭のセルフチェック法をご紹介します。
加齢臭が発生しやすい部位は以下です。
・頭皮
・ワキ
・耳の後ろ
・首の後ろ
・胸元
・背中
チェック方法
石鹸などに使われる香料の香りがしないように、石鹸やハンドソープを使わずに手を洗ってから、加齢臭が発生しやすい耳の後ろなどに触れてみてください。
このとき“油くさい臭い”がしたら、加齢臭が発生している可能性があります。
また、寝具の臭いをチェックするのも有効です。洗い立ての枕カバーに変えて、翌朝に枕の臭いをチェックしてみましょう。
■自分でできる臭い対策
年齢とともに、加齢臭が気になってくるのはごく自然なこと。
臭いが発生しやすい部分を、デオドラントシートなどで拭くのはもちろんのこと、日常生活の中でしっかり対策をしていきましょう。
腸内環境を整える
腸内環境と体臭は関係しているといわれています。一番手軽なのは善玉菌を増やすこと。まずは、発酵食品や食物繊維が豊富な納豆などを、積極的に食生活に取り入れてみましょう。
腸内環境を整えることで体臭を抑えられるなら、“腸活”にも力が入りますよね。
臭い対策に特化したボディソープを使う
大人の臭いに着目したボディソープやシャンプーを、ドラッグストアなどで購入できます。
体臭を別の香りでカバーすることのなく、入浴時に臭い対策をして、臭いの原因をしっかり洗い流すことを心がけましょう。
臭い対策に特化した洗濯用品を使う
肌着や洋服についた加齢臭は、通常の洗濯では落ちにくい場合があります。衣類や寝具は酸素系漂白剤や、臭い対策に特化したアイテムを使って、臭いの原因をしっかり落とすようにしてください。
洋服の襟元やワキ部分が気になるときは、洗剤のつけ置きも有効です。
「体臭」は周囲から指摘されることが少なく、なかなか自分では気がつきにくいもの。この機会にセルフチェックをして、早めに対策をしていきましょう。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※女性のニオイバランスを整えるために必要な香りの成分ってなに? – ロート製薬
※女性でも加齢臭がするって本当? においの特徴や対策方法を解説 – ファンケル
※気になる体臭…「加齢臭」「ミドル脂臭」ってどんなニオイ?! – 全薬グループ
※加齢臭予防が期待できる食品とは。おすすめの消臭食品を解説 – サントリーホールディングス