「キウイ」は、さまざまな美容・健康効果が期待できるフルーツで、40代からの老化対策にも役立つといわれています。
管理栄養士の筆者が、老化防止効果を高めるキウイの食べ方をご紹介します。
■キウイの老化防止効果
キウイには、「ビタミンC」や「ビタミンE」などの抗酸化作用をもつ栄養素が豊富に含まれています。
その抗酸化作用が、老化の主な原因と考えられる「活性酸素」の除去に役立つため、老化対策をサポートすることができます。
腸内環境もケア
キウイには、ペクチンなどの「食物繊維」が多く含まれていることもポイント。食物繊維には、腸内で善玉菌のエサとなることで腸内環境を健やかに保つ働きがあります。
老化の原因物質である「AGEs(終末糖化産物)」は、免疫に関わる細胞によって除去されます。その免疫に関わる細胞の約7割は、腸に集まっているのだそう。
そのため、腸内環境を整えることはAGEsの除去を促すため、老化対策につながります。
■40・50代の老化対策をサポートするキウイの食べ方4つ
(1)ヨーグルト・チーズと組み合わせる
「食物繊維」は“プレバイオティクス”と呼ばれ、腸内で善玉菌のエサとなります。
一方、“プロバイオティクス”は、「乳酸菌」などの善玉菌そのもののことで、プレバイオティクスとプロバイオティクスを同時に摂取すると、腸活効果を最大限に得られるといわれています。
なので、食物繊維が豊富なキウイと、乳酸菌が豊富なヨーグルトやチーズを組み合わせるのがおすすめ。
おすすめの食べ方
「キウイヨーグルト」や「キウイとチーズのカプレーゼ」などの組み合わせがおすすめです。
(2)マリネにする
お酢には腸を刺激する「クエン酸」が含まれているため、便秘を予防して腸内環境を整える働きがあります。
なので、キウイをマリネにして食べることは、老化対策につながります。
キウイをお酢・はちみつ漬けにするだけで完成するため、手軽なのも嬉しいポイントですね。
おすすめの食べ方
マリネにしたキウイは、生ハムやヨーグルトと組み合わせても美味しいですし、炭酸水にプラスして飲んでも美味しいですよ。
(3)夜に食べる
朝起きてから15~19時間が経過すると、腸の細胞が修復・再生される“腸のゴールデンタイム”という時間帯になるのだそう。
腸のゴールデンタイムに腸活効果が期待できるキウイを取り入れると、効率良く腸内環境を整えられるため老化対策につながります。
ポイント
キウイに含まれる「クエン酸」には、疲労の原因物質である乳酸を分解する働きがあります。
そのため、夜にキウイを食べると1日の疲れ解消に役立つでしょう。
(4)皮ごと食べる
キウイは、皮にも「食物繊維」や「ビタミン」「ミネラル」、抗酸化作用がある「ポリフェノール」などの成分が含まれています。
そのため、老化対策のためには皮ごと食べるのがベストです。
よく洗ってミキサーでスムージーにすれば、皮の食感が苦手な方でも気になりにくいでしょう。
おすすめの食べ方
トマトやアボカドなどとサラダにしたり、カッテージチーズや生ハムとカプレーゼにすると、他の食材の食感でキウイの皮の食感がまぎれるため食べやすくなります。
皮をむく手間も省けて、一石二鳥ですね。
今回は、キウイの老化防止効果を高める食べ方を4つご紹介しました。
キウイには老化対策&腸活効果が期待できる成分が豊富に含まれており、食べ方を工夫することでその効果を効率良く得ることができます。
キウイは1年を通して入手しやすいフルーツですので、ご紹介した食べ方を取り入れて、日々の老化ケアに役立ててくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※キウイフルーツ – わかさ生活
※肌のたるみも招く「糖化」はこんな生活習慣で防ぐ – ビオフェルミン製薬
※美肌力をアップさせる、腸のゴールデンタイム – 明治
※キウイの皮って、食べてもいいの? – ゼスプリ インターナショナル ジャパン