ミントを食べると、口の中がスッと涼しくなるような感覚をおぼえます。考えが煮詰まったときなどの気分転換には最適。作業効率も一気に上がりそうです。

口臭予防効果もあり、ガムなどによく含まれているミントは、料理にも用いることができるのですが、うまく活用できていますか？
今回は、料理研究家である筆者が「ミントの上手な使い方」をご紹介します。

■ミントの種類

ミントは交配しやすく変種が増えやすいため、非常に多くの種類があります。主に料理で使われるのは、スペアミント、ペパーミント、アップルミントなどでしょう。

家庭菜園でも育てやすいので、家にひと鉢置いておくと、料理の簡単なアクセントづけなどにとても役立ちます。

■季節の疲れを解消に導く

日によって気温の上下の差が大きいこの時期は、疲れがでやすい時期でもあります。体調を崩す方も多いでしょう。

ミントの香りはリラックス効果があり、たまった疲れを癒してくれます。また、安眠効果でいい眠りもうながしてくれます。爽やかな香りは、口臭予防にも◎。

■上手な使い方

(1)料理の臭み消しに

肉料理や魚料理など、クセの強い食材の臭みを消す働きをしてくれます。ミントを包丁で細かく刻んで、鍋やフライパンに入れて一緒に調理するだけ。

臭みを消すとともに料理に清涼感が加わります。

(2)ペーストにしていろいろな料理に

ミントペーストを作っていろいろな料理に合わせてもいいですね。ミントとニンニク、オリーブオイル、塩をミキサーにかけてペースト状にするだけ。

サラダはもちろん、肉や魚料理にかけてもいいですね。爽やかな香りが鼻に抜け、食欲が湧いてきます。

(3)飲みものと合わせても

ミントの葉をよく洗って、紅茶と合わせれば爽やかなミントティーに。また、ラム酒と炭酸水と合わせ、ライムを搾ってモヒートにするのもいいでしょう。

いろんな種類のミントで試してみるとおもしろいかもしれません。

いかがでしたか？　ミントの爽やかな香りは、多くの人に好まれます。ミントで爽やか気分を手に入れれば、いい印象にもつながります。使い方をいろいろ覚えて活用して、好印象を勝ち取りましょう。

（料理研究家　オガワチエコ
　雑誌やテレビ、書籍等で活躍中。著書に『彼の家に作りに行きたい！純愛ごはん』、『おにぎらずの本』(泰文堂)、『スティックオープンサンドの本』(講談社）

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