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疲れた身体に!プロが教える疲労回復に◎な「柿酢」の飲み方

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

年末が近くなり、仕事に忘年会に毎日あわただしい日が続いている方も多いことと思います。忙しい時ほど日々の食生活に気を配りたいところですが、忙しいからこそ食生活が乱れてしまう時もありますよね。そんな時におすすめなのが「柿酢」です。

疲れた身体に!プロが教える疲労回復に◎な「柿酢」の飲み方

柿酢には、疲れからくる睡眠の質の低下や肌荒れの改善をサポートする「オルニチン」や、ストレスを軽減する機能のあることがわかっている「GABA」が豊富に含まれています。

■疲れた身体に!「柿酢」パワー2つ

(1)オルニチン

柿酢は、柿を長期発酵熟成して作られた酢です。長期発酵熟成期間を経ることで、通常のお酢とは違った成分が含まれています。

その一つ、オルニチンは、肝臓の解毒機能に欠かせないアミノ酸です。オルニチンが不足することで肝臓の解毒機能が低下し、疲労の一因となると考えられています。

オルニチンを摂ることで、睡眠の質が向上し、疲れを感じにくくなることや、お肌の状態がよくなることもわかっています。

(2)GABA

気持ちをリラックスさせ、ストレスに強い身体作りに役立つことで知られるGABA。柿酢には、このGABAも多く含まれています。

ですから、柿酢は、オルニチンで身体の疲れをサポート、GABAで気持ちの疲れをサポート、と、1つで身体も気持ちもトータルで疲れを癒してくれるすぐれものといえます。

■効果的な柿酢の選び方・飲み方

選び方

どの柿酢にもオルニチンやGABAが含まれていますが、山形県庄内柿を使って作られた柿酢はとくに、オルニチンとGABAの含有量が多いそうです。また、熟成期間の長い柿酢ほど多く含まれているそうですから、長期熟成柿酢を選びましょう!

飲み方

1日15ml程度が目安です。柿酢は、通常のお酢に比べてまろやかですが、酢には変わりがないので、飲み過ぎると胸やけする場合もあります。15ml程度を、水や炭酸水で割り、お好みでハチミツなどを加えて飲みましょう。

忙しい毎日でも、柿酢を飲むだけなら続けられますね。疲れを感じている方は、柿酢ドリンクを試してみてはいかがでしょうか。

(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)

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【参考】
地域農産物の機能性成分の解明および商品開発支援 – 山形県工場技術センター庄内試験場
オルニチン研究室 最新の研究 – オルニチン研究会
柿酢物語 – あけぼの食品

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