暑い夜は、「冷房をつけたら身体が冷えすぎ、冷房を止めると暑くて眠れない」ことがあるでしょう。家族と同室で寝ている方は、男性や女性、年齢差などによって快適な温度が異なることもあり、特に寝苦しく感じているかもしれません。
夏の睡眠不足は、健康面に悪い影響を及ぼすとともに、昼間のパフォーマンスの低下を招きます。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、ベッドの上でできる「快眠に導くストレッチ」をご紹介します。
寝る前に、一日の疲れによる身体の緊張をとれば、リラックスして快く眠りに入ることができます。
■快眠に導く!リラックスストレッチ
(1)仰向けの状態で床に寝ます。左足を少し開きましょう。
(2)右足を左足の上にクロスさせ、右の手首をつかんで身体を左側にかたむけます。身体でなだらかなカーブをえがき、横側全体を伸ばします。
(3)ゆったりとした呼吸をつづけて30秒キープし、ゆっくりと元に戻します。
(4)反対側も同様に行いましょう。
このストレッチは、身体を大きく左右に伸ばして背骨を整えると同時に、腸や肝臓などの内臓にも働きかけて疲れをとり除く効果が期待できます。背骨を整えることでリラックスして、自律神経を整え、質のいい睡眠に導きます。
睡眠時には、通常でも一晩でコップ1杯分程度の水分が身体から失われるといいます。睡眠前にコップ1杯ほどの水分を摂取してからベッドに入り、枕元にも飲み物を置いて寝ると、寝苦しさの改善に役立ちます。
ただし寝る前に、お茶やコーヒーなどのカフェインを含むものを、水分として摂取するのは、睡眠を妨げますので控えたほうがいいでしょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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