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上半身太りをツボで解消!?腕・肩スッキリ「漢方マッサージ」って?


余慶 尚美

ほっそりした二の腕や肩のライン、華奢なデコルテの女性に憧れますよね。薄着になるこの季節、「上半身太りで悩んでいます」という女性も多いのではないでしょうか? そこで、今回は漢方の観点から“上半身太り”を解消するマッサージをご紹介します。

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■上半身太りの原因は「肺機能」

決して太っていないのに「午前中は上半身がむくみがちで、夕方になると鎖骨があらわれる」という方、「夏も終わり秋になると空咳が出がちになる」という方は、漢方の観点から“肺”の働きが充実していないと考えられます。むくみは、体の水の代謝がうまく機能していないのが原因と考えられています。今回は、漢方の概念である生命活動の原動力となる“気”の流れを調え、“肺”機能を改善し、上半身のむくみとサヨナラしましょう。

 

■そもそも経絡(けいらく)って何? ツボって?

漢方では、気の通り道である“経絡(けいらく)”というものがあります。この経絡は、体の中から皮膚表面を走り、それぞれ特定の五臓六腑につながっています。皮膚の表面のごく浅いところを走る経絡上の反応点が、いわゆる“ツボ”。ここを刺激することで、それぞれ対応する内臓の変調を整えるという働きがあるのです。

 

■肺機能をアップする漢方マッサージ

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1. 上半身のむくみを改善するために、肺機能をアップする経絡上のツボとして、“中府(ちゅうふ)”があります。“中府”は、鎖骨と肩の骨の間にあるクボミから親指幅1本分下。そこを痛気持ちいい強さで10秒くらい圧してみてください。
2. 手のひらを正面に向けた状態で、“中府”から親指の爪(外側)まで、手のひら全体を使って優しくさすってみてください。こちらをさすることで、“肺”の活動の源となる“気”の滞りを改善し、肺機能の向上をサポートします。

“中府”のツボの大きさは500円玉ほどあると言われています。万が一、むくみがひどくてツボの位置がわからない場合は、「大体ここかな」というところを押してみてください。今回は上半身太りを解消する漢方マッサージについて、お伝えしました。とっても簡単ですので、上半身太りにお悩みの女性は、ぜひトライしてみてくださいね。
(国際薬膳師/国際薬膳調理師、漢方養生指導士 余慶尚子)

 【関連記事】
痩せなくなったら試してみて!ダイエットの近道は「お腹周りのツボ」

【参考】
※ 兵頭 明(2012)『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)
※ 余慶尚子(2013)『3分間で冷えとり&むくみとりボディシェイプリンパブラシ』(KADOKAWA)

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