「運動するためにジムに入会したはいいけれど、結局つづかずに退会した」という経験がある方もいると思います。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、ジムに通いつづけるコツを5つご紹介します。
■「退会理由」を自覚することが「習慣化」への道
ジムを退会した理由は、何だったでしょうか? よくある理由は、以下のようなものではないでしょうか。
・仕事が忙しく、1年間で数回程度しか通えず、退会した。
・ジムに行こうと思っていた日に友人から飲み会に誘われ断念。そのようなことがつづき、行かなくなって退会した。
・ジムでハードなメニューをこなすと次の日に差し障るので、だんだんと行く日が減って、退会した。
ジム通いを継続するためのキーワードは、「習慣化」です。うまく習慣化できるかどうかが、「通いつづけられる」かどうかの分かれ道といってもいいでしょう。
■ジムをつづける5つのコツ
では、どのように習慣化したら良いのでしょうか。5つのコツをご紹介します。
(1)場所選び
まずは、場所選びが重要となります。行きやすいことが大前提です。有名講師がいるからといって、自宅や会社から遠いジムでは継続しにくいものです。
初心者はハードルを下げ、身近な場所を選びましょう。
(2)契約は高いプランで
「あまり行かないから」と安いプランで契約すると、安易に休みがちになり、行かなくなります。
高い料金を払っていると「行かないともったいない」と思い、行かざるを得ない気持ちになれます。
(3)生活の中に組み込む
日常のスケジュールの中に、曜日やメニューなどを具体的に決めて組み込みます。
例えば「月曜日と木曜日は必ずジムに行く」と決め、「月曜日はヨガレッスンを受けた後にマシーンで筋トレをする」「木曜日は、プールを利用する」などと、具体的なメニューまで決めます。
負荷が高いようなら、運動の強度を下げて調整しましょう。慣れてきたら別のメニューや曜日を組み込むことができ、ジムに通う頻度も高まります。
「空いた時間に通う」ジムはNG
「空いた時間にジムに行こう」と思うので、友人からの誘いを断りにくいのです。
「いつ空いてる?」という友人からの質問には、ジムの日は「すでにスケジュールが埋まっている」という前提で、飲み会の日程の返事をしましょう。優先するのは、飲み会よりもジムです。
(4)ウエアを新調する
「あまり動けないのに、ジムウエアがバッチリだとかえって恥ずかしい」と思う場合は、Tシャツだけでも新調しましょう。
ダボダボやヨレヨレのウエアより、お気に入りのウエアを着ていたほうが、やる気もアップします。「そのウエアを着たくて、ジムに行く」のもいいでしょう。
(5)仲間をつくる
職場や家庭と異なる場所での仲間つくりは、モチベーションアップにつながります。
知らない人とあいさつをしたり顔見知りになると、会話をすることもあると思います。そうすると、自分の世界が広がるきっかけにもなります。
ジムは、生活に組み込むことで簡単に継続ができます。筆者は、ご紹介した方法で18年間通っていますので、ぜひ参考にしてください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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