日焼け止めアイテムを買ったものの、なかなか使い切れないということはありませんか?
ヘアメイク、コスメコンシェルジュとして活躍している筆者が、日焼け止めがいつまで使えるかについてご紹介します。
■日焼け止めの消費期限ってあるの?
日焼け止めの消費期限は、未開封の場合「3年」とされています。
1度開封すると、空気中の酸素と反応して、「酸化」とよばれる化学反応が始まります。酸化が進んで古くなると、日焼け止めの効果がなくなったり、肌荒れの原因にもつながります。ですから、1年くらいを目安に使い切るようにしましょう。
■日焼け止めのNG使用法3つ
日焼け止めを正しく使えば、ワンシーズンで最低1本は使い切ります。「日焼け止めが余ってしまう」という方は、使い方が間違っているかもしれません。以下のようなNGな使い方をしていないか、ご確認ください。
(1)ウォータープルーフだから、1日1回しか塗らない
汗や水に強い「ウォータープルーフ」でも、洋服による摩擦でとれたり、時間が経つにつれて肌から出てくる皮脂や汗で崩れたりします。
日焼け止めには効果が持続する時間が表示されていますので、それを参考にして塗り直すようにしましょう。
(2)室内にいる時は塗らない
紫外線は外にいる時だけ気にすればいい、というものではありません。紫外線の中には、室内に到達するものもあります。
外出しない時でも、スキンケアした後に日焼け止めをつけるようにしましょう。
(3)日焼け止めは夏だけ活躍する
日焼け止めが余るという方で一番多い理由が、「日焼け止めを夏しか使わない」ことです。
紫外線は一年中ありますので、シミやシワをつくらないためにも、季節に関係なく日焼け止めを使うようにしましょう。
■日焼け止めの替え時を知る3つの方法
日焼け止めの替え時が分からない方に、見分け方をご紹介します。
(1)匂いが変わった
最初の時と比べて匂いが変わっていると感じたら、古くなっているサインです。
雑菌が繁殖している可能性もあるので、注意しましょう。
(2)色が変わった
酸化が進むと、色が変色します。
「以前は、こんな色してたっけ?」と思うようになったら、買い替えをおすすめします。
(3)分離している
乳液タイプの日焼け止めに多いのですが、古くなると乳液が分離して、肌になじまない状態になります。
このまま塗っても、日焼け止めの効果がなかったり、ムラになったりしますので、買い替えるようにしましょう。
■古い日焼け止めを使うとどうなる?
古くなった日焼け止めは、成分が古くなって効果がなくなっている可能性があります。また、雑菌が繁殖している場合もあります。
気にせずそのまま使い続けると、肌荒れやかぶれの原因となることもありますので気をつけましょう。
「まだ使い切っていない日焼け止めを捨てるのはもったいない」と思いがちですが、肌にとって良くないこともあります。できるだけワンシーズンごとに使い切るよう心がけたいですね。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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