無意識にしている仕草は、気づかない間に相手に「冷たい仕草」「そっけない仕草」と感じさせることがあります。
仕草は、日常生活や人間性があらわれるものです。心ある仕草を意識し、心温かい女性と印象づけましょう。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、日常行動の「気をつけるべき仕草」を5つご紹介します。
■「冷たいと感じさせる仕草」はどんな仕草?
冷たい仕草とは、「心がこもっていない仕草」のことです。自分は不躾であるつもりがないけれど、相手にそう受けとられてしまう仕草は、だいたい心がこもっていないことが多いでしょう。
では、「心がこもっていない仕草」とはどのような仕草なのでしょうか。改善ポイントもあわせてご紹介します。
■“冷たい”仕草と改善ポイント5つ
(1)乱暴にものを渡す
動きはゆっくり、渡すものは相手の心臓よりも下の位置にして渡しましょう。
(2)ドアに最後まで手をそえずにしめる
この動作をする人は、「自分がその場から出たいだけ」という考えの方が多いです。そういう人は、後ろから来る人のことなどは考えていません。
周囲や後の人のことを考えると、自然とドアに手をそえる動作になります。その仕草は、他人を思いやる心の温かみが伝わってくる仕草といえます。
(3)音を立てた置き方
音を出す仕草は、視覚だけでなく聴覚にも不快感を与えます。
なぜ、音が出てしまうのでしょうか。それは、物が自分からはなれる瞬間まで意識していないからです。物を大切にしない心、忙しく慌ただしい心が仕草にあらわれています。
物が自分からはなれる瞬間まで意識すると、大きな音を立てることなく物を置くことができます。
(4)会話時の姿勢が横柄
あごをあげたり身体と顔の向きが異なる仕草からは、誠意が感じられません。あごは引き、身体と顔を相手に向けて話す習慣をつけましょう。
相手の話を「身体で聞いている」と感じてもらえることで、相手も話しやすくなり、会話のキャッチボールが可能となります。
(5)座り方がだらしない
座る瞬間に全体重をイスの背もたれに預ける座り方は、ふんぞり返る姿勢となります。そのような姿勢は、「偉そう」「怖そう」「怒っている」「疲れている」といった印象を与えます。
そのような座り方をする時は、ドスンと音がしますし、「物を大切に扱わない人」という印象も与えます。
座る時は腹筋を使い、背筋を伸ばして座骨から座面に座ると音が立ちにくくなります。その後に背もたれにもたれかかると、「横柄」な姿勢には見えません。
ご紹介したのは、日常動作で「気をつけるべき仕草」です。仕草には、その人の普段の飾らない姿があらわれます。日ごろから意識して、心のこもった仕草を習慣化しましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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