寒くなると、甘いものが食べたくなる人も多いようです。これは、冬の寒さや日照時間の短さから気分が落ち込みやすくなるため、甘いものを食べて気分を上げたくなるということでしょう。
甘いものをいただくなら、心も身体も癒されるスイーツを選びませんか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、風邪予防と美肌効果も狙えるスイーツのレシピを3つご紹介します。
凍てつくような日も、ほっこりと温かいスイーツがあれば疲れた身体も癒されますよね。心と身体にやさしいお茶の時間をゆっくりお楽しみください。
■白砂糖、脂質のとり過ぎにはご注意
食べれば幸せな気分になるスイーツですが、気になるのは白砂糖と脂質です。
東洋医学的には、暖かい地方でとれる「さとうきび」を原料とする白砂糖には、身体を冷やす作用があるといわれており、洋菓子に多く使われている脂質はとり過ぎれば太る原因となります。
■食物繊維とビタミンが補給できるスイーツが理想
おすすめは、スイーツを手作りすることです。白砂糖を黒砂糖に変えたり乳脂肪分を少なくするレシピで作れば、身体の負担も減らせます。
手軽にスイーツが作れる食材に、「さつまいも」があります。
「紅はるか」や「安納芋」といった糖度の高い品種を選ぶと、焼くだけ、蒸かすだけでスイーツさながらの美味しさが味わえるうえ、豊富な「食物繊維」「ビタミンC」「ビタミンB1」がとれて、腸内環境の改善や美肌効果も狙えます。
■さつまいもスイーツのお供は、緑茶がおすすめ
さつまいもスイーツと一緒に楽しみたいお茶は、「緑茶」をおすすめします。さつまいもの自然な甘みを引き立てるほか、豊富に含まれている「カテキン」が風邪などの予防に役立ちます。
また、緑茶の豊かな香りと風味にはリラックス効果をもたらすため、緑茶とさつまいもスイーツの組み合わせは、寒さで疲れた心身を癒す効果も期待できます。
■さつまいもスイーツのレシピ3つ
(1)卵も砂糖も使わないスイートポテト
糖度の高い品種を使えば、シンプルかつ風味の高いスイートポテトが簡単にできます。
材料(2人分)
・さつまいも 250g
・バター 小さじ2
・牛乳 大さじ1
・塩 少々
・シナモンパウダー 適宜
作り方
(1)さつまいもは皮をむいて乱切りにして洗い、火が通るまで茹でます。
(2)(1)に牛乳と塩を加えて、なめらかになるまでマッシュします。
(3)(2)を4等分して、小判型に成型します。
(4)フライパンにバターを熱し、(3)を両面焼いてシナモンパウダーを振って完成です。
(2)揚げない大学芋
フライパンで炒めるだけの大学芋風スイーツです。揚げていないので低カロリー、口当たりも軽やかです。
材料(2人分)
・さつまいも 250g
・塩 ひとつまみ
・ごま油 大さじ2
・黒いりごま 適宜
作り方
(1)さつまいもは皮をつけたまま1cm幅の棒状に切り、水にさらしておきます。
(2)(1)を耐熱皿に並べ、600Wの電子レンジで3分ほど加熱します。
(3)フライパンにごま油を熱し、(2)を加えて塩を振って炒めます。
(4)仕上げに黒いりごまを振って完成です。
(3)さつまいものココナッツスープ
温かくても、冷たくしても◎です。朝食代わりにもおすすめです。
材料(2人分)
・さつまいも 250g
・ココナッツミルク 100ml
・牛乳 100ml
・はちみつまたはメープルシロップ 大さじ1
・レーズン 適宜
作り方
(1)さつまいもはひと口大に切って、水にさらしておきます。
(2)(1)を耐熱皿に並べて、600Wの電子レンジで3分ほど加熱します。
(3)鍋に(2)とココナッツミルクと牛乳を入れて、弱火にかけます。
(4)全体にとろみがついてきたらレーズン、はちみつまたはメープルシロップを加えてひと混ぜして完成です。
さつまいもで手作りしたスイーツには、手軽に買えるものにはない「ほっとするような満足感」があります。さつまいも好きになって、大いに美と健康の恩恵を受けてみてはいかがでしょうか。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※緑茶 – わかさ生活
※さつまいも – わかさ生活
※黒砂糖 – わかさ生活