スギ花粉がピークの時期になりました。くしゃみや鼻水に悩む方も多いですよね。
静電気を帯びやすい髪には花粉がつきやすいものです。特にダウンスタイルは、花粉がつく範囲が広いため要注意! できるだけ花粉が顔や室内に飛び散らないヘアスタイルにしたいですよね。
この時期のヘアスタイルやヘアケアでは、どんなことを注意すればいいのでしょうか?
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、花粉対策のためのヘアスタイルのポイントと、ヘアケアに役立つアイテム&グッズをご紹介します。
■花粉対策ヘアスタイルのポイント5つ
(1)顔まわりをすっきりさせる
花粉で顔がかぶれやすい方は、顔まわりの毛をすっきりさせることがポイントです。
可愛らしいピンやヘアバンド、カチューシャを使うだけでもかぶれ防止になりますよ。
(2)アップスタイルにする
首がかぶれやすい方は、ダウンよりアップスタイルがおすすめです。
特に、一つ結びにするよりもまとめ髪やお団子にする方が、花粉がつく範囲が少なくなりますよ。
(3)帽子をかぶる
帽子をかぶると、花粉がつく範囲が断然少なくなります。
まとめ髪にプラスして帽子をかぶると、さらに花粉がつきにくくなるのでおすすめです。
外出の時に、あまりスタイリング剤をつけたくない方におすすめです。
(4)前髪をなくすか、オン眉にする
前髪が目の近くにあると、前髪についた花粉が目に入りやすくなります。そのため、目にかからない長さがポイントです。
前髪をあえてオン眉にしたり、ピンで留めることもおすすめです。
(5)花粉対策用のヘアアイテムをつける
どうしてもダウンスタイルにしたい方や何をやっても花粉が気になるという方は、花粉をよせつけないヘアアイテムを使うのがベストです。
■花粉対策ができるヘアケアアイテム&グッズ5選
(1)花粉吸着防止スプレー
花粉等吸着防止スプレー アレルスクリーンジェル EX/イハダ
アレルゲンとなるスギやヒノキなどの花粉を効果的にブロックしてくれるアイテムです。全身に使えるスプレータイプなので、手軽に使いやすいのが特徴です。
朝のヘアセット時以外にも、外出先で気になった時に使えて便利です。
(50g 税抜価格900円/100g 税抜価格1,600円)
(2)ワセリン
オリジナル ピュアスキンジェリー/ヴァセリン
スタイリング剤を何もつけずにいると、髪についた花粉が顔や身体に飛び散りやすくなります。
ワセリンは、100%純正の油でできていて粘度も高いのが特長です。そのため、髪の毛についた花粉を飛び散りにくくする効果があります。
おすすめの使い方は、今流行りのウェットなヘアスタイルです。髪の毛を水でぬらしてタオルドライをして、そのままワセリンをつけるだけで完成します。
髪の毛が乾いてもウェットな質感はそのままなので、ダウンスタイルで花粉対策をしたい方におすすめです。
(40g 80g 200g ノープリントプライス)
(3)クリップ
まとめ髪にすることで、花粉が肌につくリスクは減ります。
そこで、アップスタイルを簡単につくれるお助けアイテムが“クリップ”です。髪の毛の毛先をねじってバレッタでまとめるだけで、夜会風ヘアスタイルができます。
また、ショートヘアやミディアムヘアの方は、バレッタで簡単にハーフアップがつくれます。髪の毛の長さを問わずに対策できるのが、クリップのいいところです。
(4)ヘアバンド
顔まわりが、花粉でかぶれやすい方もいると思います。
ヘアバンドを使えば、顔まわりの毛をすっきりさせることができます。オシャレをしながら花粉対策したい方におすすめです。
(5)ナイトキャップ
室内で使うアイテムです。寝る前につけることで、髪についた花粉が寝具に落ちるのを防ぐことができます。
さらに、キャップをかぶることで髪と枕との摩擦をふせぎ、保湿効果を高めてくれるので、寝る前に使うのがおすすめです。
いかがでしたか? 花粉対策を意識したヘアスタイルとヘアケアのポイントをご紹介しました。
花粉の飛散量が多い期間は、こまめにシャンプーをして花粉を落とすことも大切です。これからますます花粉の量が多くなってきますので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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