好印象を与えるために鏡を見て笑顔の練習をしたり、身だしなみを整える方は多いでしょう。しかし、せっかく前から見た印象をアップさせても、後ろ姿がそれまでのイメージをダウンさせる場合もあります。
自分では見えない後ろ姿は、他人から見られる機会が多いものです。たとえば、「前を歩く人の背中」「電車のなか」「別れた後の後ろ姿」などがあります。
油断している後ろ姿が、印象ダウンを招いている可能性もあります。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、印象がアップする後ろ姿テクニックをご紹介します。前からみた姿だけでなく、後ろ姿でも印象アップを目指しましょう。
■後ろ姿で気をつけるポイント
今回は、ビジネスシーンにおけるスーツの後ろ姿をご紹介します。ポイントは「肩」のポジションです。
(1)残念な後ろ姿
下記の写真は、残念な後ろ姿です。
背中が丸まって肩甲骨が開き、肩の位置が前に落ちています。肩部分のスーツの位置が不自然になり、本来のスーツラインを崩しています。
(2)正しい後ろ姿
下記の写真は、正しい後ろ姿です。
背筋が伸びて肩のポジションが正しい位置にありますので、美しいスーツラインとなっています。スーツは肩で着ることをイメージしましょう。
肩の位置が決まると、その下のラインも美しいものとなります。
■印象がアップする後ろ姿になる3つのポイント
(1)腹筋で上半身をまっすぐにキープします。
(2)左右の肩甲骨を引き寄せ、肩のポジションをととのえます。
(3)首の後ろの筋肉を意識し、頭を上に引き上げます。
新しい出会いが多い新年度に、ご紹介した3つのポイントをふまえて、印象がアップする後ろ姿を目指してください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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